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高額療養費制度とは?限度額はいくら?医療費控除との違いも解説!

高額療養費制度とは?限度額はいくら?医療費控除との違いも解説!

 

高額療養費制度って何?上限額はいくら?
医療費控除との違いが知りたい

そのような疑問に答えます。

 

皆さん、月間医療費の自己負担には上限額があるってご存知ですか?

健康保険の保障のひとつで、治療に数百万円かかる病気でも自己負担は数万円で済むのです。

これを知っていれば民間の医療保険に搾取される必要もなくなるはずです。

 

 

高額療養費制度とは?限度額はいくら?

高額療養費制度とは、1か月で自己負担した医療費が限度額を上回る場合に超過額が払戻される制度です。

区分  所得区分 自己負担限度額 多数該当
標準報酬月額83万円以上 252,600円+(総医療費-842,000円)×1% 140,100円
標準報酬月額53万円~79万円 167,400円+(総医療費-558,000円)×1% 93,000円
標準報酬月額28万円~50万円 80,100円+(総医療費-267,000円)×1% 44,400円
標準報酬月額26万円以下の方 57,600円 44,400円
住民税非課税世帯(低所得者) 35,400円 24,600円

【例】区分ウで月間の総医療費(10割)が100万円かかった場合

自己負担限度額 = 80,100円+(1,000,000円-267,000円)×1% = 80,100円+7,330円=87,430円になります。

窓口では100万円×3割の30万円支払っているので

300,000円 - 87,430円 = 212,570円が払戻しれます。

高額療養費

 

世帯で合算できる

医療費は世帯単位(同一の医療保険に加入する家族)で合算することができます。

ただし、合算できるのはひとつの医療機関で21,000円以上支払ったものが対象です。

 

4カ月目からはさらに減額(多数該当)

高額療養費制度の利用が1年で3月以上あった際は、4か月目から自己負担限度額がさらに引き下げられます。

これを「多数該当」といいます。(上限額は上の表を参照ください)

 

健康保険対象外の費用は高額療養費制度も対象外

高額療養費制度はあくまで健康保険の制度なため、保険適用外の医療費は払戻しされません。

差額ベッド料

先進医療

自由診療(インプラントや不妊治療など)

 

医療費が高額で前払いが苦しいときは

高額療養費制度とはイラスト:freepik

高額療養費制度は申請制度なので一旦は窓口で3割の医療費を支払う必要があります。

払戻しは診療月から3ヵ月以上かかるため、一時的ではあっても経済的な負担は大きなものです。

そんな時に知っておくと役立つ制度もあるのです。

 

高額医療費貸付制度

高額療養費貸付制度を利用すると払戻し予定額の8割相当額を無利息で借りることが可能です。

 

限度額適用認定証

入院などで医療費が高額になることがわかっている場合は、あらかじめ「限度額適用認定証」の交付を受けることで上限額を超える金額を窓口で支払う必要がなくなります

 

医療費控除との違いは?

医療費控除との違いイラスト:freepik

「高額療養費制度」と「医療費控除」、名前が似ているため混同してしまう方も多いようです。

双方の違いを解説します。

期間の違い

高額療養費制度は1ヵ月単位ですが医療費控除は1年間(1月1日~12月31日)の医療費で考えます。

なお、医療費控除も同一生計であれば合算可能です。

清算の違い

医療費控除の控除額は以下の計算で算出します。

控除額

医療費の額-保険金等の額-10万円

ざっくり言えば、「年間10万円以上の医療費を払ってると控除を受けれる可能性が高い」です。

ただし高額療養費制度は超過額が払戻しされますが、医療費控除は超過額が所得控除になります。

所得控除とは税金の計算元(課税所得)から差し引くということです。

控除額がそのまま払い戻されるわけではありません。

 

高額療養費制度と併用できる?

高額療養費制度と医療費控除は併用できます。

高額療養費制度で払い戻された額は、医療費控除の計算式の『保険金等』に該当します。

 

まとめ

1ヵ月の医療費が上限(約8万円)を超えると高額療養費制度が受けられる

経済的に苦しいときは貸付制度認定証が利用できる

さらに1年間で10万円以上払っていれば医療費控除受けられる

 

税金の還付や社会保険の給付は全て申請制度です。

ルールを知らなかったり面倒くさがっていると損することがたくさんあるので利用できる制度はどんどん利用しましょう。

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