


この記事で分かること
- 結婚にはお金がかかるという固定観念の実態がわかる
- 結婚にお金が必要ない理由がわかる
- 結婚にお金を使い過ぎない為に排除すべき考えがわかる
※この記事は決して結婚を推奨する意図の記事ではありません。あくまで「結婚にはお金がかかる」という固定観念に対する疑問を書いているだけですのであしからず。
それでは見ていきましょう。
もくじ
結婚にはお金がかかるという固定観念の実態
結婚資金をいくら貯めるか、どのくらいお金をかけるかは人によりけりでしょう。
まずは、結婚のお金に関する世の中の実態を様々なデータをもとに紐解いていこうと思います。
未婚者は増え続けている
周囲の様子から体感している人も多いかもしれませんが、未婚者は年々増え続けています。
未婚者の割合を示す指標のひとつに「生涯未婚率」というものがあり、50歳時点で結婚歴がない人の割合を指します。
内閣府調べの生涯未婚率は1980年代後半から急激に上昇し、2019年は男性23.4%・女性14.1%となり今後も上昇すると推定されています。
結婚の障害はお金
では結婚を妨げている要因はいったい何なのでしょうか。
下の画像は、国立社会保障・人口問題研究所が結婚意思のある未婚者に”結婚への障害”を尋ねた結果です。
いつの時代もぶっちぎりで「結婚資金」がトップを独走し続けていることが分かりますね。
では、「結婚資金」とは一体いくら必要なのでしょうか。
結婚資金の平均は516万円
キングオブ結婚情報誌:ゼクシィの調査によると、結婚にまつわる一連のイベントでかかるお金は平均すると下記の通り。
結納 | 両家顔合わせ | 婚約指輪 | 結婚指輪 | 挙式・披露宴 | 新婚旅行 |
23.1万円 | 6.7万円 | 35.5万円 | 24.2万円 | 354.9万円 | 71.8万円 |
※ゼクシィ結婚準備マニュアルより抜粋
合計すると516.2万円です。
あくまで”平均”なので一部の富裕層が価格を釣り上げていることは加味する必要がありますが、こういった金額を目の当たりにして「結婚にはお金がかかる」というイメージが強くなるのは仕方のないことだと思います。
上記のことから、
- 結婚すると516万円かかるというイメージが生まれ
- ”そんなお金ない”という層が結婚に踏み切れず
- 未婚者の増加を加速させている
そんな勝手な想像をしてみたわけです。
もちろん、お金の問題だけが未婚者増加の要因だと言うつもりは全くありませんが、数ある要因のひとつが”お金”であることは間違いないでしょう。
結婚にさほどお金はかからない【20万円で十分】
天下のゼクシィ様が結婚資金に516万円かかるとおっしゃっているので説得力は強いですが、実際のところは結婚にさほどお金はかかりません。
なぜなら、(感情論を排除すると)結婚は婚姻届を役所に提出するだけで1円もかからないからです。
とはいえ、そんなドライなことを言ってしまうと違う意味で結婚できなくなってしまいそうなのでもう少し現実的な話をします。
ゼクシィが結婚する上でお金がかかる部分としてカウントしているのは以下6点です。
- 結納
- 両家顔合わせ
- 婚約指輪
- 結婚指輪
- 挙式・披露宴
- 新婚旅行
僕が結婚した時は上記にかかったお金は20万円ほどでした。その時の反省を踏まえればもっと削れると思います。
一応、我が家の実績と僕の考えをひとつずつ解説しますね。
1.結納
ウチは結納しませんでした。
結納とは、将来的な結婚すなわち婚約の成立を確約する意味で品物などを取り交わす日本の習慣。また、そのための儀式及びその品物。
Wikipediaより引用
結納に関しては、親に意向や家柄にもよるので自分たちだけで決められない部分ではありますが、現代において結納をする夫婦は2割しかいないそうです。
個人的には、結婚に関する下記3つはもはや崩壊しつつある文化だと思ってます。
- 結納
- 婚約指輪に給料3か月分
- 長男は親と同居
僕の周りでも結納をした夫婦をほとんど見たことがありません。
仮に結納をする場合でも、結納は”家と家の結びつきに関する儀式”であるため、親がある程度お金を出すんじゃないかと思ってます。
2.両家顔合わせ
結納はしませんでしたが両家顔合わせは行いました。
さすがに両家顔合わせは大半の夫婦がしているようですね。
とはいえ、両家顔合わせも必要以上にお金かける必要はないと思いました。
ウチは、店員さんが和服着てるようなちょっといいトコで開催したらお互い緊張してあまり盛り上がらなかったからです。
後日、普通の居酒屋で飲んだ時の方がよっぽど盛り上がってました。
ということで、6人分の食事代としても5万円もあれば十分可能だと思ってます。
3.婚約指輪
婚約指輪は、結婚式で結婚指輪を交換するまでの間つけるものなのだそうです。

ということで我が家は婚約指輪なしです。理由は下記のとおり。
- 使用期間が短くその後も出番が少ない
- デザインも日常使いに適していない
- それに対して数十万円は高すぎ
- 結婚指輪あるじゃん
とはいえ、指輪に3か月分の給料突っ込んでパカっと開けつつプロポーズするのもドラマチックでいいですね。
4.結婚指輪
結婚指輪はちゃんと買って今でもつけてます。
ただし、ドライな目線で言うと別に指輪がなくても結婚生活に支障ないので、お金に余裕がない場合は無理に買う必要はないですよ。
結婚指輪は四六時中つけっぱなしになるので、買う場合はシンプルなデザインの方がストレスが少なくていいと思います。
5.挙式・披露宴
ウチは挙式&披露宴どっちも行って数百万円はかかりましたが、頂いたご祝儀と合算してほぼトントンでした。
と言うと「ケチケチ結婚式」と思われるかもですが、出席者への料理や引き出物などは削ってませんよ。
割りと少ないお金と労力で自作できるものは結構あるので、そういった部分を削りました。
具体的には以下のような感じ。
- 招待状・席次表などのグッズは東急ハンズでテンプレ買って自作
- 専用ソフトを買ってプロフィールムービーを自作(多少の動画編集スキルがつきます)
- 富士急ハイランドでプロに書いてもらった似顔絵があったのでウェルカムボードを自作
- 新郎の衣装なんかどうせ誰も見てないので小物は100円ショップで購入
これらを式場に頼むと数倍の値段がかかりますからね。
結婚式の打ち合わせをしていると数十万円単位の案件がゴロゴロ出てきて金銭感覚がマヒしてくるので要注意です。
写真とか動画撮ったところで終わったらほぼ見ないし、なきゃないで全く困らないですよ。
そもそも今は披露宴をやらない夫婦も増えていて、身内のみで食事会をしたというパターンもかなり多いですね。
6.新婚旅行
新婚旅行は行きませんでした。その時間とお金を違うことに使いたかったからです。
今でも全く後悔はしていません。
結婚指輪とカブりますが、別に新婚旅行行かなくても結婚生活に支障ないので、お金に余裕がない場合は無理に行く必要はないかと。
まとめ:結婚にお金がかかるかはあなた次第
結局、516万円もなくてもちゃんと結婚はできるわけです。
- 結納→家同士が納得すれば不要
- 両家顔合わせ→やるけど高い店じゃなくてOK
- 婚約指輪→高いわりに出番ないので不要
- 結婚指輪→10万円くらいでも十分
- 挙式・披露宴→可能なものは自分でやればそこまで高くならない
- 新婚旅行→お金と時間に余裕があるなら行けばいい
ほら、20万円もあれば十分ですよね。


おそらくそういった意見もあるでしょう。
ですが、結婚で必要以上にお金を使い過ぎないためにも以下の考えは排除すべきだと思います。
見栄・・・豪華な式場で盛大な結婚式を挙げたい。
特別感・・・一生に一回だからケチケチしたくない。
親世代の常識・・・結納して披露宴して海外ハネムーンは当たり前。
名著「となりの億万長者」を読むとそのことが深く理解できるかと。
本当のお金持ちは”実は地味”だという話です。
とはいえ、結局のところ指輪も披露宴も結婚に関するイベントはすべて花嫁が主役です。
多少お金がかかっても花嫁がそれを望むのであればなんとか叶えてあげたいですね。
今回は以上です。
関連記事です。
結婚することでもらえるお金があったり支出も減ったというお話です。
-
-
結婚でもらえるお金4選と支出が減る理由4選【老後も考慮】
続きを見る