

そんな疑問にお答えします。
もくじ
楽天モバイル新料金プランの要点を解説
楽天モバイルが2020年4月から本格サービス開始する携帯電話通信事業(MNO)の料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」を発表しました。

4月からは自前の回線でサービスする(MNO)から3大キャリアと肩を並べることになるんだよ。

ということで、まずは新プランの要点をおさらいしましょう。
Rakuten UN-LIMIT
・プラン料金は月2,980円固定
・楽天回線エリアはデータ通信無制限
・楽天回線エリア以外はKDDI回線を使用し2GBが上限
・RakutenLinkというアプリ経由で通話かけ放題
パッと見は結構よさげですね!








毎月のスマホ代などの固定費は一度見直すだけで長期間に渡ってその恩恵を受けられるため、たった1,000円と思っても長期スパンで考えると結構な金額になります。
少しでも生活を豊かにしたいと思ったら、固定費の削減は積極的に進めましょう!
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楽天モバイル新料金プランのよかった点
まず、よかった点は以下の5点です。
1.2,980円で通信&通話し放題
2.利用する端末がSIMフリー
3.最低利用期間がない
4.事務手数料は全額ポイント還元
5.オンライン契約で3000ポイントプレゼント
ひとつずつ解説しますね。
1.2,980円で通信&通話し放題
まだまだ制約は多いですが、2,980円で無制限を実現したのはとても評価できます。
やはり、仮想化技術を用いた低コストなネットワーク構築が実を結んだのでしょう。
MNOなのに3大キャリアの半分以下の料金を設定したことで今後の価格競争も激化するのではないでしょうか。
個人的にも1プランのみというシンプル構造は好感が持てます。
しかも今なら300万人限定で1年間無料になります。
2.利用する端末がSIMフリー
3大キャリアが出す端末にはそのキャリアの回線(SIM)しか使えないように「SIMロック」というガードが掛かっています。
楽天モバイルが出す端末にはSIMロックが掛かりません。
このため、楽天モバイルを解約しても他のキャリアで同じ端末をそのまま使えるというメリットがあります。
3.最低利用期間がない
携帯電話業界の悪しき風習「2年縛り」が楽天モバイルにはありません。
更新時期を気にすることなく、自分のタイミングで契約変更できるのは精神衛生的にも経済的にもすばらしいことだと思います。
4.事務手数料は全額ポイント還元
1年無料の300万人限定ですが、契約時の事務手数料3,300円が全額楽天ポイントで還元されます。
僕は”手数料”という物が大嫌いなのでこういう施策はけっこう好きです。
5.オンライン契約で3000ポイントプレゼント
楽天モバイルをオンラインで契約すると楽天ポイントが3000ポイントもらえます。
6月30日までの期間限定なので取りこぼさないようにしましょう。
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楽天モバイル新料金プランの残念な点
一方で、残念な点も結構ありました。
1.楽天回線エリアがまだまだ発展途上
2.1年無料キャンペーンは新規ユーザーのみ
3.利用可能端末が限定されている
4.あのiPhoneが使えない
5.テザリング要素が不明
6.楽天SPUが改悪
順番に解説します。
1.楽天回線エリアがまだまだ発展途上
データ通信が無制限なのは楽天回線エリアのみですが、2020年3月時点でそのエリアは広いとは言えません。
首都圏、関西圏、名古屋以外の地域はほとんど対象外となってしまいます。
ただし、対応エリアは着実に広がってきており数年後には全国を網羅することでしょう。
2.1年無料キャンペーンは新規ユーザーのみ
300万人限定で1年無料になるキャンペーンがありますが、対象者は新規ユーザーのみです。
ということは、利用する場合は電話番号が変わることになります。
今の時代キャリアの乗り換えはMNP制度を使う人が大半だと思うのでちょっと間口の狭いキャンペーンですね。
3.利用可能端末が限定されている
通話かけ放題の条件は「RakutenLink」というアプリからの通話ですが、このRakutenLinkを使える端末は楽天モバイルから発売される端末に限定されています。
今のところ10機種ほどしかないため選択肢はあまり多くありません。
4.あのiPhoneが使えない
上記の利用可能端末は今のところ全てAndroid端末なのでiPhoneは使えません。
日本人のiPhone率を考えるとこれは致命的なので近い将来使えるようになるとは思います。
おそらくRakutenLinkをiOSに対応させるのに時間がかかっていると思われます。
5.テザリング要素が不明
よくカフェでブログを書く自分にとってはテザリング機能はとても重要です。
データ通信無制限にテザリングも含まれるのか、そもそもテザリングができるのか・・。
その辺の情報がありませんでした。(記者の方に突っ込んで聞いてほしかったです)
6.楽天SPUが改悪
楽天SPUとは、利用した楽天のサービスが多いほど楽天市場での買い物でポイント還元率がアップする制度です。
>>楽天SPUとは?攻略すればポイント還元率16倍までアップ!
これにより、楽天モバイルのユーザーはポイントが+2倍になっていたのが4月からは+1倍に改悪されました。
なお、その代わりに「楽天ひかり」という光回線のサービスが新たに仲間入りします。
楽天モバイルに乗り換えるべき人の特徴
以上の特徴を踏まえて、僕が思う「楽天モバイルに乗り換えるべき人」の特徴をまとめました。
楽天モバイルに乗り換えるべき人
・活動エリアが首都圏、関西圏、名古屋
・Androidスマホが利用可能
・現在3大キャリアを契約中
・毎月それなりの通信&通話量がある
・新規でスマホを契約したい
正直、かなり限定されるような気もします・・・。
逆に今のままがいいのは以下のような人です。
今のままがいい人
・活動エリアが楽天回線エリア外
・iPhone信者
・そもそも毎月の通信料が少ない
・別の格安SIMを利用中
現時点ではモバイルWi-Fi+格安SIMの組み合わせが最強!?
データ通信量を気にしたくない人はモバイルWi-Fi+格安SIMの組み合わせが一番コスパがいいですよ。
特にオススメのWi-FiはCMでもお馴染みの「どんなときもWi-Fi」です。
おすすめポイント
・データ容量無制限でネット使い放題
・よくある3日間で10GBみたいな制限もない
・回線は3大キャリア対応で最適な回線に自動で接続
・使い放題で月額3,280円の低価格
どんなときもWi-Fiなら、iPhoneだろうが地方在住だろうが低価格で使い放題が味わえますよ。
楽天モバイル新料金プランの感想【まとめ】
今回は楽天モバイルの新料金プラン「UN-LIMIT」の発表を受けての感想について書きました。
現段階では、オススメできる層はかなり限定されますね。
ただし、割高な3大キャリアの通信料に対して仮想化技術によるネットワークのコストダウンで一石を投じたことは、楽天経済圏のいちファンとして非常にうれしく思います。
社長の会見を拝見しましたが”UN-LIMIT”の名前通り上限を気にせずに利用できる環境づくりを目指している印象が強かったです。
そのためには、
①楽天回線エリアの拡大
②利用可能端末の拡大(特にiPhone)
この2点が今後どう進化していくかに注目したいですね。
今回は以上です。