


この記事で分かること
- 『「やりたいこと」の見つけ方』の要約が分かる
- 自己理解の3要素がが分かる
- やりたいことを見つける上での注意点が分かる
自分はいったい何をしたいのか・・。
そんな方にぜひ読んでもらいたい1冊です。
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もくじ
『「やりたいこと」の見つけ方』の基本情報【自己理解メソッドとは】
まずは『「やりたいこと」の見つけ方』の基本情報について見ていきます。
書名 :世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
著者 :八木 仁平
出版月:2020/5/28
出版社:KADOKAWA
定価 :¥1,540 (税込)
著者である八木仁平さんのプロフィールはコチラです。
株式会社Meee代表取締役。高知県生まれ。
早稲田大学卒業後すぐに独立したものの、お金以外の働く目的を見失って鬱状態に。
本当にやりたいことを見つけるため、独自の「自己理解」に取り組む。
その手法を発信し始めたところ、ブログは累計2600万PV。Twitterフォロワー数24,000人超に。
全国から問い合わせが殺到し、年間200人がやりたいこと探しを終わらせ、夢中な自分で生きる仲間が広がっている。
-Amazon著者紹介情報より抜粋-
本の帯にも出てますが、「中田敦彦のYouTube大学」でも取り上げられてめっちゃ再生されてます。
また、八木さんご本人のYouTubeチャンネルでも非常に分かりやすく解説されています。
結論を先に言ってしまうと、「本当にやりたいこと」は以下の公式で自己理解をすることで見つけられます。
本当にやりたいこと
好きなこと × 得意なこと × 大事なこと
では、この3要素を分解しつつ自己理解メソッドを紐解いていきましょう。
『「やりたいこと」の見つけ方』の要約【好き×得意×大事】
本書のお品書きとして、僕なりに3つに分解してみました。
- 「やりたいこと」の必要性
- 自己理解で「本当にやりたいこと」を見つける
- 「やりたいこと」の注意ポイント4つ
ひとつずつ見ていきましょう。
要約①「やりたいこと」の必要性
そもそもなぜ「やりたいこと」が必要なんでしょうか。
著者は、「やりたいこと」で成長し続ける無限ループに入れるからだと言います。
・自分の「やりたいこと」を学び成長する
⇩
・それを人に提供してお金と感謝が得られる
⇩
・そのお金をまた学びに追加投資する
⇩
・自分がより成長できて仕事が大きくなる
いまの世の中は複雑になりすぎているため、いろんな選択肢が見えるようになりました。
人は選択肢が多すぎると「選択しない」という選択をするので「やりたいこと」が分からない人が増えたワケです。
「やりたいこと」の5つの間違い
「やりたいこと」を見つける前に、まずは多くの人がやりがちな「5つの間違い」を紹介しておきます。
この5つの間違いを持ったままでは「本当にやりたいこと」は見つかりません。
間違い①
誤:一生続けられることでなければいけない
正:いま一番やりたいことをやればいい
間違い②
誤:やりたいことを見つけた時は運命的な感覚がある
正:やりたいことを見つけても最初は興味レベル
間違い③
誤:人のためになることじゃないといけない
正:自分のために生きることが人のためにもなる
間違い④
誤:見つけるには行動するしかない
正:見つけるには自己理解するしかない
間違い⑤
誤:やりたいことが仕事にならない
正:やりたいことは自分の中にある
要約②:自己理解で「本当にやりたいこと」を見つける
冒頭で触れたとおり、本当にやりたいことは『好きなこと×得意なこと×大事なこと』で見つけることができます。

なんて声も聞こえてきそうですが、本書では3つの要素を以下のように定義しています。
- 好きなこと・・自分の情熱がある分野(業界)
- 得意なこと・・苦もなく自然と人より上手くできること(才能)
- 大事なこと・・こう生きたい、という人生の目的(価値観)
本書の「自己理解メソッド」を活用することで、自分の中の3要素を見つけられます。
自己理解のやり方を身につけると、人生の失敗も後悔も「学び」に変えることができると著者は語っています。
なお、見つける順番の原則は
- 大事なこと
- 得意なこと
- 好きなこと
ブレないためには、より「軸」になる部分から定める必要があるということです。
では、3要素の見つけ方をひとつずつ深堀りしていきます。
① 「大事なこと」の見つけ方
- 自由に生きたい
- 人に優しく生きたい
- 熱中していきたい
「大事なこと」はこのように、何を大切に生きてるかという価値観です。
そして価値観は、進み続ける人生の方向です。
仮にやりたいことをしていたとしても「大事なこと」が抜けているとモチベーションが湧かないはずです。

大事なことが欠けると燃え尽き症候群になりやすく、短期的にはできても長期で継続するのは難しくなります。

大丈夫です。
本書では、大事なことを見つけるための30の質問がついてるので少しだけ紹介します。
Q 尊敬する人、キャラクターは誰ですか?それはどんなところを尊敬してますか?
Q 子どや部下に助言するときに伝えたい行動は?
Q 自分・他人・社会に対して「もっとこうだったらいいのに」と思うことは?

② 「得意なこと」の見つけ方
「得意なこと」は、”成果を出すために使える無意識な思考・感情・行動パターン”です。
- いつも人間観察をしている
- いつも人の気持ちを考えている
- いつもどうやって人を笑われるか考えている
こんな頭と心のクセが「得意なこと」です。
ポイントは「無意識である」ということ。
字を書くときに無意識に利き手(得意な方)で書くのと同じです。
短所も見方を変えれば・・。
クセに良いも悪いもないので、自分が短所だと思ってることも見方を変えれば「得意なこと」になったりします。
そこで、「~だから」という短所の言い訳を「~だからこそ」に変換してみる方法がオススメです。
「人見知りだからこそ1人でじっくり考えられる」といった感じで、短所もたちまち長所に変わりますね!
とはいえ、「得意なこと」は無意識でやってるためなかなか自分では気づきにくい部分でもあります。
ということで「得意なこと」を見つける質問も少しだけ紹介しておきましょう。
Q あなたがイラっとする他人の行動は?
Q 今の仕事を辞めるとして、この部分は続けたいという部分は?
Q これまでの人生で成果が出たことは何ですか?
③ 「好きなこと」の見つけ方
好きなことは、”興味・好奇心を感じる分野(業界)”です。
「好きなこと」はパッと浮かぶ人が多いんじゃないでしょうか。
好きなことの特徴としては、
- 興味があってもっと知りたいと感じる
- これが仕事でいいの?と感じる
- 「なぜ?」「どうすれば?」という問いが湧いてくる

「好きこそ物の上手なれ」なんてことわざもあるように、お金のためだけにイヤイヤ働いている人は好きで働いている人には敵いません。
以下、「好きなこと」を見つける質問です。
Q お金を払ってでも勉強したいことは?
Q 出会えてよかった、救われたという分野は?
Q フラットな気持ちで本屋を一周して興味を感じた分野は?
④ 「本当にやりたいこと」を見つける
ここまで来たらあとは3つのピースを掛け合わせて「本当にやりたいこと」に夢中になるだけです。
とはいえ、「本当にやりたいこと」なんて言われると、ちょっと身構えてしまう気持ちもあるはず。
まずは「仮説」でいいのでやりながらブラッシュアップしましょう、というのが著者の考え方です。
大事なのは、
- 仮説を立てて
- 行動し
- 振り返って
- 次に活かすこと

「本当にやりたいこと」が見つかると自然と実現手段も見つかり始めると著者は言ってます。
「やりたいこと」の注意ポイント4つ
最後に、「やりたいこと」を見つける上での注意ポイントをまとめました。
- 「好きなこと」しか考えていない
- 「得意なこと」と「スキル・知識」が混同
- 基準を「外部要因」で考えている
- 「天職」を探そうとする
① 「好きなこと」しか考えてない
例えば、「好きなこと」が野球だからと言って「野球用品を販売する仕事」がやりたいとは限らないですよね。
「好きなこと」という分野しか見ていないとこの失敗パターンに陥ります。
「好きなこと」はやりたいことの1要素に過ぎない、ということを覚えておきましょう。
② 「得意なこと」と「スキル・知識」が混同
「得意なこと」をスキルや知識と混同しがちですが、この2つは似ているようで全く別物です。
- 得意なこと ・・・生まれつき持っているもの
- スキル・知識・・・後から身に付けられるもの
また、スキルや知識は仕事が限定されたり、時代の変化によって陳腐化するのも特徴です。
スキルや知識は自分のやりたいことを実現する「手段」、というのが著者の考え方になります。
③ 基準を「外部要因」で考えている
例えば、「お金が稼げそう」という基準でやりたいことを考えた場合です。
お金が稼げる仕事かどうかは、時代や社会の流れで変化するものなので、数年後には稼げなくなっている可能性もありますよね。
このように、自分でコントロールできない外部要因を判断軸にしていると時代によって軸がブレてしまい、いつまで経っても「本当にやりたいこと」には辿り着けません。
自己理解メソッドは「自分の内面」と向き合って考えるようにしましょう。
④ 「天職」を探そうとする
「本当にやりたいこと」が定まると、それを満たす「天職」を探す人も多いそうです。
天職は探して見つかるものではないというのが著者の考え方。「探す」という考えだと安易な転職に走りがちです。
3つの要素のうち満たせている部分と満たせてない部分を考えつつ、今の仕事をつくり変えていく努力が必要だと言っています。
一気に変えるのは無理なので、ちょっとずつでもやりたい事の比率を上げていけばいいわけです。

まとめ:「やりたいこと」を見つけるのに”遅い”はない
今回は、八木仁平さんの著書『やりたいことの見つけ方』を要約しました。
最後に要点をまとめて終わりにしますね。

本当にやりたいこと
好きなこと × 得意なこと × 大事なこと

- 好きなこと・・自分の情熱がある分野(業界)
- 得意なこと・・苦もなく自然と人より上手くできること(才能)
- 大事なこと・・こう生きたい、という人生の目的(価値観)

step
1生き方の価値観(大事なこと)を明確にする
step
2仕事の目的を明確にする
step
3成果を出すための長所(得意なこと)を明確にする
step
4興味や情熱を感じる分野(好きなこと)を明確にする
step
5「好き」と「長所」を掛け合わせて「やりたいこと(仮)」を考える
step
6「仕事の目的」でやりたいことを絞る
step
7「本当にやりたいこと」の実現手段を見つけて夢中になる
別の本で読んだエピソードですが、90歳のおばあちゃんに「人生で後悔してること」を質問したところ、このような答えが返ってきました。
「60歳の時にフラダンスを始めようと思ったけど“もう歳だから”という理由で始められなかった。あのとき始めていたら30年も楽しめてたのに・・。」
何が言いたいかというと、「やりたいこと」を見つけるのに”もう遅い”という考えは必要ないということ。
残りの人生で、”いま”が一番若い時です。
60歳だろうが、70歳だろうが、80歳だろうが、「本当にやりたいこと」に夢中になれる人生はいくつになっても楽しいはず。
自己理解メソッドに興味を持たれた方はいちど本書を手に取ってみることをオススメします。

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今回は以上です。