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『勝間式ネオ・ライフハック100』の要約・感想【快適の教科書】

『勝間式ネオ・ライフハック100』の要約・感想【快適の教科書】

 

『勝間式ネオ・ライフハック100』ってどんなことが書いてあるんだろう?
そんな疑問に答える記事です。

 

この記事で分かること

  • 『勝間式ネオ・ライフハック100』の要約・感想が分かる
  • 勝間式_お金ハックが分かる
  • 勝間式_家事ハックが分かる
  • 勝間式_健康ハックが分かる

 

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それでは見ていきましょう。

 

 

『勝間式ネオ・ライフハック100』の基本情報【効率化のスペシャリスト】

 

まずは『勝間式ネオ・ライフハック100』の基本情報について見ていきます。

書名 :圧倒的に自由で快適な未来が手に入る!勝間式ネオ・ライフハック100
著者 :勝間 和代
出版月:2020/7/29
出版社:出版社 : KADOKAWA
定価 :¥1,650 (税込)

 

著者である勝間和代さんのプロフィールはコチラです。

経済評論家。株式会社監査と分析取締役。中央大学ビジネススクール客員教授。1968年東京生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー・アンド・カンパニー、JPモルガンを経て独立。少子化問題、若者の雇用問題、ワーク・ライフ・バランス、ITを活用した個人の生産性向上など、幅広い分野で発言を行う。なりたい自分になるための教育プログラム「勝間塾」を主宰するかたわら、麻雀のプロ資格取得、東京・五反田にセミナールーム&キッチンスタジオ『クスクス』をオープンするなど、活躍の場がさらに拡大中。最近では、経済と効率化の知見と実体験、研究をもとにした家電、家事のアドバイスが人気。

-Amazon著者紹介情報より抜粋-

 

新型コロナにより、人々の働き方や生活様式は大きく変化しました。

アフターコロナ時代は、”スローライフなスタイルをどれだけ築けるか”が価値になると勝間さんは述べています。

 

効率化のスペシャリストが贈る100のライフハックを少し覗いてみましょう。

 

 

『勝間式ネオ・ライフハック100』の要約

本書は、8つのカテゴリに渡って100種類のハックが紹介されています。

  1. 問題解決・目標達成ハック
    〈自分一人でがんばるな。環境と仕組みに注力しよう〉
  2. 時間管理ハック
    〈快適な自由時間はいくらでも生み出せる〉
  3. インプット・アウトプットハック
    〈情報を正しく取捨選択しよう〉
  4. お金ハック
    〈一歩踏み出すだけで、ラクラク貯まる〉
  5. 思考法ハック
    〈考え方を変えれば、どんどん幸せになれる〉
  6. 人間関係ハック
    〈良好な人間関係が人生を楽しくする〉
  7. 片付け・料理ハック
    〈ロジカル家事で生活を豊かにしよう〉
  8. ヘルスハック
    〈健康管理こそ未来への最大の投資〉

 

この記事では、下記3つに分類しつつ「コレは!」と思ったものを厳選してお届けします。

  • お金ハック
  • 家事ハック
  • 健康ハック

 

順番に見ていきましょう。

 

要約①:お金ハック

1) ドルコスト平均法で投信積立

「老後2,000万円問題」が話題になったのは記憶に新しいところ。

2,000万円という金額はさておき、私たちは老後のために資産を築いておかなくてはいけない世代です。

そのための最適解のひとつがドルコスト平均法による投資信託の積立になります。

 

ドルコスト平均法とは

価格変動のある商品を定期的に一定額買い続ける投資手法です。

価格が安い時は多く買い、高い時は少なく買うため取得価格が平準化されリスクを抑える効果があります。

 

本書では、初めてでも失敗しないためのポイントとして5つあげています。

  1. オンライン証券でつみたてNISA口座を開設する
    ⇨つみたてNISAなら利益が非課税(最大20年)
  2. 収入の10〜20%を給料日などに天引きする
    ⇨なくても暮らしていけるギリギリの額でOK
  3. ノーロード(買付手数料無料)の「インデックス投信」を選ぶ
    ⇨信託報酬は0.2%くらいが妥当
  4. 最低でも5年以上続ける
    ⇨「時間」が最大の味方
  5. 小さな配当で確実に儲ける
    ⇨一攫千金を狙う方法ではない

 

2) 「ものぐさコスト」を意識する

現代の資本主義社会では、「ものぐさ」だとお金が貯まらない仕組みになっています

「ものぐさ」とは、面倒くさがること。

 

  • 食事は外食ばかり
  • 移動はタクシーばかり

食事も移動も、「ものぐさ」が発動すると割高な選択をしがちです。

 

とはいえ、人間は誰しも「ものぐさ」な生き物。

大事なのは、自分はものぐさであることを自覚することです。

そして、日頃の行動を見直すところからはじましょう。

 

※ただし、時短や効率化になる「ものぐさ」は全然アリです。

洗濯機代を惜しんでタライで洗ってたら非効率ですよね。

 

3) ストレスを溜めない

お金ハックにストレスが関係あるのか?と言われるかもですが、浪費家は買い物でストレス発散することもあります。

浪費しがちな人は、ストレス原因についても考える必要があるかもしれません。

 

また、浪費を防ぐために有効なのが”1回いくらか”を考えることです。

例えば、300万円の車を5年使う場合、週1回しか乗らないなら1回乗るのに1万円も払ってることになります。

その他の維持費も考慮するともっとです。

 

本書でひとつ勉強になったのが、人の幸福度を左右するものには「地位財」と「非地位財」があることです。

  • 地位財 ・・人と比べることで満足感を得るもの
    ⇨ブランド品・高級車・大きな家など
  • 非地位財・・人と比べなくても満足感を得られるもの
    ⇨健康・愛・自由・安心など
浪費家の人は「地位財」にお金を多く使う傾向があるそうです。

 

要約②:家事ハック

1) 仕事<家事

仕事をしているとどうしても家事が疎かになりがちですが、勝間さんは「仕事よりも家事の方が大事」と断言します。

なぜなら、家事の方が私たちに幸せをもたらすから。

仕事で得られる幸せなんてタカが知れてるとのこと。
  • いつも部屋がきれいに片付いていて
  • キッチンに行くとおいしいご飯を作れて
  • ちゃんと洗濯した清潔な服を着て
  • シーツもカバーもパリッとしたベッドで寝る

結局、私たちの生活に直接的な幸せをもたらすのはこういう部分なんです。

 

また、こうした快適さは心も体もリセットしてくれるので仕事にも影響する好循環が生まれます

 

2) バイアスに負けずにモノを捨てる

片付けが苦手な人は、モノを捨てるのが苦手です。

 

なぜ、使わないとわかっていても捨てられないのでしょうか?

これには2つの心理バイアスが影響しています。

 

保有効果

保有効果とは、自分の持っているものを実際の価値よりも高く見積もる心理バイアスです。

そのため、もう着ない洋服でも「自分の所有物」というだけで価値を上げてしまい捨てれなくなります。

 

他にも、

  • モノを失って損したくない「損失回避」
  • 1万円で買ったという「サンクコスト」

といったバイアスも絡んだりします。

 

現状維持バイアス

現状の良し悪しに関わらず、できるだけ現状を変えたがらない心理バイアスです。

 

現状維持バイアスは、片付けに限らず日常生活のあらゆる場面で顔を出します。

  • ブラック企業とわかってるのに転職しなかったり
  • 格安SIMの方が安いとわかってるのに変更しなかったり
  • もう使ってないサブスクをなかなか解約しなかったり

 

誰しも思い当たる節はあるんじゃないでしょうか。

 

要約③:健康ハック

1) 食事 -自炊は最強-

勝間さんは「自炊」を強く推奨しています。

なぜなら、外食や市販のものは万人ウケするように味付けが濃く砂糖や油脂がたっぷり入ってるから

その点、自炊なら塩やしょうゆなどの基礎調味料で調理すれば余計なカロリーを摂らずに栄養はしっかり摂れます。

 

そうは言っても、自炊する時間がないよ。

という声も聞こえてきそうですが、勝間さんがやるのは食材を切るだけで調理をするのは「ヘルシオ」と「ホットクック」。

この2つがあれば食材本来の美味しさを引き出す低温調理ができるので、塩とオリーブオイルだけで味が決まるそうです。

 

2) 運動 -1日10,000歩-

運動といっても、フットサルをやるとかジムに通うとかではなく、日常の行動パターンを変えるのが重要になってきます。

勝間さんは、毎日10,000歩以上歩くことをオススメしています。

 

現代人の万病のもとは「歩かなくなったこと」という説もあります。
  • タクシーではなく電車
  • エスカレーターではなく階段
  • ひと駅くらいの距離なら歩く

などなど、日常のちょっとした行動を変えるだけでも10,000歩は達成できます

また、勝間さんは歩いてる時にオーディオブックを聴いてるそうです。

 

僕も移動中はオーディブルで本を聴く派です。

 

 

スマートウォッチは歩数を可視化してモチベーション維持にも役立つのでオススメですよ。

 

3) 睡眠 -7〜8時間寝る-

睡眠の質を上げるのは人生への投資そのもの

 

睡眠時間をちゃんと取れると、

  • 食欲が抑制される
  • ストレスが溜まりにくくなる

といった効果も期待できます。

 

理想的な睡眠時間は7〜8時間というのが一般的です。

勝間さんは睡眠の質を上げるために3つの工夫をしているそうです。

  • カフェインとアルコールは摂らない
     ⇨睡眠が浅くなる
  • 寝室は真っ暗にする
     ⇨寝ることしかできない空間にする
  • マットレスにこだわる
     ⇨半年ごとに前後と上下を入れ替える

 

 

『勝間式ネオ・ライフハック100』の感想

感想①:新時代の生き方が凝縮された1冊

どこかで聞いたことある話もちょこちょこ出てきますが、100種類ものライフハックが一冊にまとめられた本は人生全般に幅広く役立つはず。

  • がんばらない働き方
  • スローライフ

といった、アフターコロナ時代の主流となるであろう生き方のコツが凝縮された1冊です。

そこそこボリュームがありますが、目次を見て興味のあるところを読めばいいと思います。

個人的に「横書き」なのも好きです。

 

感想②:女性目線のライフハック本は少ない

料理・片付け・猫など、女性著者ならではの切り口で書かれてるのも面白いところ

男性著者によるビジネス色の濃いライフハック本とは違った学びがありました。

 

こういった本は読んでいても「自分にはムリ」という部分が多かったりもしますが、かつての勝間さんは

  • 自炊はしない
  • 掃除はしない
  • 運動はしない
  • 酒・タバコはする

というグータラ系だったようなので、親近感も覚えつつ「自分もできそう」と思いながら読むことができます。

 

 

『勝間式ネオ・ライフハック100』とあわせて読みたいオススメ本3選

① お金の大学(両@リベ大学長)

マネー系YouTuberとしても大活躍されている両学長の著書です。

  • 稼ぐ力
  • 貯める力
  • 増やす力
  • 守る力
  • 使う力

お金にまつわる5つの力とその鍛え方を分かりやすくコミカルに学べる1冊になってます。

 

お金ハックをグリグリ掘り下げたような本です。

 

「お金の教養」と「具体的アクションプラン」が一気に分かる本はなかなかありませんよ。

 

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② 習慣が10割(吉井雅之)

先天的な人間の才能や能力に大きな差はありません。

できるかできないかの差は「才能」ではなく「習慣」の積み重ねによるもの、という考えです。

 

家事や運動も習慣化するのが一番!

 

「意思の力」をあてにしない勝間式ライフハックと相性バッチリです。

 

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③ 最高の体調(鈴木祐)

現代人のあらゆる不調の源は「文明病」というのが本書の考え。

文明病とは人類の進化による狩猟採集民時代とのミスマッチを意味します。

文明病のカギは「炎症」と「不安」。

 

健康ハックを科学的にグリグリ掘り下げたような本です。

 

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まとめ:生き残るには思考の転換が必要

まとめます。

  • コストを意識しつつ面倒くさがらずに投信を積み立てる。
  • 家事は仕事よりも上。バイアスに負けなければモノは捨てれる。
  • 砂糖を遠ざけつつたくさん歩いて8時間寝る。

 

人間は変化を嫌う生き物ですが、これからはある意味サバイバルの時代です。

  • 変化を先取りし
  • 変化に対応し
  • 変化を味方につける

という思考の転換をしないと生き残れないと言われています。

 

本記事で紹介したハックはほんの一部です。

変化に対応して幸せになりたい方は、いちど本書を手にとってみることをオススメします。

 

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今回は以上です。

 

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