この記事で分かること
- 効率化を進めるための土台が分かる
- 仕事における効率化ノウハウが分かる
- 基礎的な部分の底上げ方法が分かる
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それではいってみましょう。
もくじ
『すごい効率化』の基本情報【能力は関係ない】
まずは『すごい効率化』の基本情報について見ていきます。
書名 :すごい効率化
著者 :金川 顕教
出版月:2017/6/2
出版社:KADOKAWA
定価 :¥1,430 (税込)
著者である金川顕教さんのプロフィールはコチラです。
株式会社Social River代表取締役。三重県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。大学在学中、公認会計士試験に合格し、世界一の規模を誇る会計事務所デロイトトウシュトーマツグループである有限責任監査法人トーマツに就職。外資系企業にて圧倒的な成果を出しつつ、自らの起業準備をするため、あらゆる仕事の効率化を追求。起業後もその効率化メソッドを使い、事務所なし、従業員なしで年間億単位の売上を創出する一方、最小の時間と労力で最大限の成果を出すための効率化について、独自の研究を重ね体系化している。
-Amazon著者情報より抜粋-
仕事が速くできる人というのは、
- 人よりも早くたくさん行動して
- 失敗を改善し
- 準備や仕事以前のところで
- 正しい努力をしている
それだけで圧倒的に差が出てくるのです。
『すごい効率化』の要約【ムダを排除】
それでは、『すごい効率化』の内容を3つのパートに分けて要約していきます。
- 効率化を進めるための土台
- 仕事における効率化ノウハウ
- 基礎的な部分の底上げ
順番に見ていきましょう。
要約①:効率化を進めるための土台
1) 決まった場所と時間をつくる
まずは新しく習慣をつくるために、自宅や職場以外の場所に誰にもジャマされない自分専用の作業場所を用意しましょう。
自宅は基本的に「くつろぐ場所」なので誘惑も多く作業には不向きです。
- カフェでも
- マックでも
- シェアオフィスでも
構いません。
意識すべきは「ここに来たら常に仕事のための作業をする」という習慣を身体に覚えさせること。
2) PC操作・入力を効率化する
ほとんどのビジネスマンがPCを使う現代では、PC操作の速さが仕事の速さに直結します。
デジタル社会において「紙」は非効率です。
資料もスケジュールもデータで保存しておけば、検索もできて荷物にもなりません。
また、クラウド上に集約することでどの場所や端末からでもアクセスできるようになります。
PCの入力速度も重要です。
本書では以下3つの方法を推奨しています。
- ブラインドタッチを極める
→タイピングソフトで誰でも習得可能 - ショートカットキーの活用
→[Ctrl]キーとの組み合わせは習得必須 - 定型分は単語登録
→[Ctrl]+[F7]で即登録
3) 時間を断捨離する
朝活&夜活をしようにも時間がない!という方は日常が「無駄」に満ちているかもしれません。
1日24時間は誰しもに平等に与えられています。
変化が速く情報が溢れる現代で成果を出してる人は、
- 「何をやるか」ではなく
- 「何をやらないか」を明確にして
時間の断捨離をしてる人です。
今すぐできるオススメの断捨離ポイントは以下3つ。
- コンビニに行く時間は無駄
→日用品はAmazonでまとめ買い - ATMでお金をおろす時間は無駄
→現金の入った財布は不要 - テレビを観る時間は無駄
→まずは録画するのをやめる
要約②:仕事における効率化ノウハウ
1)「しないこと」を決める
やることをまとめたTODOリストは、真面目な人ほどアレもコレもと次々にタスクが増えがち。
TODOリストの問題点
- 仕事を抱えすぎて終わらない(量の問題)
- 仕事が増えて時間が足りない(時間の問題)
- 仕事の効率が良くならない(質の問題)
時間の断捨離と似てますが、仕事を速く効率的に終わらせるには「しないことリスト」を作るべきなのです。
何をしないかは人それぞれですが、自分がすべきタスクを見極めつつ、それ以外は捨て去りましょう。
周囲の人を動かしてチーム全体を効率化できれば成果は拡大します。
優先度の見極めるには、「それをしないと全体の流れが止まるか」という思考が大切です。
2) 50%で見切り発車する
能力が高いのに仕事が遅い人は完璧主義であることがほとんどです。
完璧主義だと「もう少し調べてから始めよう・・。」となりがち。
著者は、50%くらいの段階で見切り発車していいと述べています。
- 学んでから行動するより
- 行動してから学ぶ方が
圧倒的に結果が出るということ。
「適当」というと悪いイメージかもですが、いい意味での「適当」は効率化の秘訣なのです。
要約③:基礎的な部分の底上げ
どんなに仕事のスキルを高めても、健康な心や身体といった基礎コンディションづくりができていないと100%の実力を発揮できません。
1) 時給思考を身につける
- 自分の時給はこのくらいだから
- ムダなことを1時間したら
- これだけ損したことになる
という考え方です。
とはいえ、一般的な会社員だと毎月決まった給料が入ってくるため、この感覚が持ちずらいのも確か。
そこで、1時間ムダにする度に時給分の金額を貯金箱などに入れてみると、1ヶ月でどのくらい機会損失しているかが可視化されて面白いかもしれません。
2) 睡眠を極める
「仕事が忙しくて睡眠不足」という人がいますが、因果関係が逆で「睡眠不足だから忙しい」のです。
ある程度スキルが上がってくると、できる・できないはコンディションの差で決まってきます。
パフォーマンス=スキル×コンディションなのです。
睡眠時間以外にも、いくつかポイントがあります。
- 同じ睡眠時間なら早寝早起きがいい
→早朝は集中しやすい環境 - 良い寝具は仕事への投資
→著者のマットレスは200万円 - ジャージはNG(本来スポーツ用)
→服を着ている感覚がない方がいい
3) 自己ブランディングでファンを作る
仕事はチームでやるものなので、コミュニケーションも重要です。
仕事ぶりも大切ですが、個性を磨くことで「自分のファン」が増えることもあります。
- あいつは〇〇がスゴい
- 〇〇と言えばあいつ
そういうものを持ってるだけで人とは違う魅力が生まれ、仕事にもプラスになるものです。
世の中には「簡単だけどみんながやってないからすごく見えるスキル」というのが多々あります。
『すごい効率化』の感想【朝はアタマが冴える】
僕自身、ムダが嫌いな合理主義者なので著者の主張にはとても共感できました。
最初は「仕事を効率化するノウハウ本」と思ってましたが実際は、
- 根本的な考え方と
- 技術的なノウハウと
- 健康的な身体
この3つの視点で述べられています。
著者は30分ずつの朝活・夜活を推奨していますが、僕はほぼ朝活派です。
- 頭を使うアウトプットは朝やって
- 夜は読書などのインプットしかしない
そんな感じです。
自分に合うスタンスで時間を有効活用しましょう。
まとめ:正しい努力は一生モノ
まとめます。
- 効率化を進めるための土台
→自分専用の作業場所で朝活・夜活する
→PC操作・入力を効率化する
→日常のムダな時間を断捨離する
- 仕事における効率化ノウハウ
→自分がすべきタスク以外は捨てる
→完璧主義より適当主義
- 基礎的な部分の底上げ
→時給思考を身につける
→パフォーマンス=スキル×コンディション
→個性を磨いて自分のファンを増やす
結果が出ない人はほぼ次のどちらかです。
- やっていない
- やり方が間違っている
正しいやり方で努力したい方は、いちど本書を手にとってみることをオススメします。
電子書籍のサブスクKindle Unlimitedの無料体験でも読めるので、フルで読みたい方はどうぞ。
今回は以上です。