


この記事で分かること
- 『アウトプット大全』の要約・感想が分かる
- アウトプットの基本法則が分かる
- アウトプットを高めるための4つのトレーニング法が分かる

それでは見ていきましょう。
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もくじ
『アウトプット大全』の基本情報
まずは『アウトプット大全』の基本情報について見ていきます。
書名 :学びを結果に変えるアウトプット大全
著者 :樺沢 紫苑
出版月:2018年8月3日
出版社:サンクチュアリ出版
定価 :¥1,595 (税込)
著者である樺沢 紫苑氏のプロフィールはコチラ。
精神科医、作家。1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。札幌医大神経精神医学講座に入局。大学病院、総合病院、単科精神病院など北海道内の8病院に勤務する。2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。うつ病、自殺についての研究に従事。帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。精神医学の知識、情報の普及によるメンタル疾患の予防を目的に、メールマガジン、Twitter、Facebookなど、累計30万人以上のインターネット媒体を駆使し、精神医学、心理学、脳科学の知識、情報をわかりやすく発信している。
-Amazon著者ページより抜粋-
- メルマガ毎日更新 ・・・13年
- フェイスブック毎日更新・・・ 8年
- YouTube毎日更新 ・・・ 5年
- 1日3時間以上の執筆 ・・・11年
- 月2回以上のセミナー ・・・ 9年
- 年2・3冊の出版 ・・・10年
という”アウトプットモンスター”が語るアウトプット術とはどんな内容なのか。
それでは本書の要約を見ていきましょう。
『アウトプット大全』の要約まとめ【”教える”が最強】
では本書の内容を僕なりに以下3つに分けて要約したいと思います。
- アウトプットの基本法則
- 話す・書く・行動する
- アウトプットを高める7つのトレーニング法
ひとつずつ見ていきましょう。
要約①:アウトプットの基本法則
「成果を出し続けている人はインプットよりもアウトプットを重視している」
著者はそう断言しています。なぜならそれが脳の仕組みだからです。
そもそもアウトプットとは、情報を脳で処理し出力する(話す・書く・行動する)ことです。
逆にインプットは、脳に情報を入れる(読む・聞く)ことになります。
身近な例だと
- 教科書を読む、話を聞く・・・インプット
- 問題集を解く、説明する・・・アウトプット
といった感じ。
なお、アウトプットのメリットとして以下の6つが挙げられています。
- 記憶に残る
- 行動が変わる
- 現実が変わる
- 自己成長する
- 楽しい
- 圧倒的な結果が出る
本書ではインプットとアウトプットの理想的な比率として3:7を推奨しています。
にも関わらず大抵の人はインプット中心の生活なのだそう。

- 本を100冊読んだだけで満足してる人と
- 10冊読んで10冊分アウトプットしてる人
後者の方が圧倒的に成長するワケですね。
要約②:話す・書く・行動する
アウトプットの基本は「話す・書く・行動する」です。
本書ではその具体的な手法やコツが80種類も紹介されていますが、その中で”最強のアウトプット”と推されていたのが『教える』ということです。
なぜなら
- 教えることは”アウトプット”だけでなく
- 質問・評価といった”フィードバック”と
- 教えるための勉強という”インプット”
成長するために必要な要素がすべて詰まった三位一体の最強メソッドだからです。

と思うかもですが、まずは身近なところから始めればいいと言っています。
- 友達同士で勉強を教えあったり
- 仕事のノウハウを後輩に教えたり
- 社内勉強会で講師をしたり
チャンスがあれは積極的に活用してみましょう。

要約③:アウトプットを高める7つのトレーニング法
本書を読んで「へ~、なるほどね。」で終わってしまっては何の意味もありません。
とはいえ、具体的にどう行動に移せばいいのか。
本書ではアウトプットを高めるトレーニング法として以下7つを推奨しています。
- 日記を書く
- 健康を記録する
- 読書感想を書く
- 情報発信する
- SNSに書く
- ブログを書く
- 趣味について書く

なんて思いつつ、この7つの方法は僕も大いに納得です。
自分が読んだ本の中でも、ブログ記事にしたものとしてないものでは記憶の残り方が圧倒的に違うのを実感しています。
また、ブログで文章を書く習慣を続けていたら、本業で作るメールや報告書が分かりやすいと言われるようになりました。

『アウトプット大全』の感想まとめ【ブログがんばろう】
続いて『アウトプット大全』を読んだ僕の感想を紹介します。
- 各項目が見開き2Pでまとめられていて読みやすい
- 脳に定着させるには”筋肉を使う”
- ブログの継続を後押ししてくれる1冊
順番に解説します。
感想①:各項目が見開き2Pでまとめられていて読みやすい
本書を読んでまず感心した点です。
読んでいるとそれが当たり前のように感じてきますが、全ての小項目を見開き2ページで綺麗にまとめるのは至難の業だと思います。
まるで一話完結系ドラマのように、どのページからでも読むことができ非常に見やすいです。
また、図解や表を用いて視覚的にも分かりやすく仕上がっていると感じました。
感想②:脳に定着させるには”筋肉を使う”
アウトプットにより”筋肉を使って運動すること”が脳に記憶として定着する理由とは知りませんでした。
- 話すときの口の筋肉
- 書く時の手の筋肉
- 行動する時の全身の筋肉
自転車の乗り方や泳ぎ方を体が忘れないのは筋肉を使ってアウトプットしてるからなんですね。
確かに僕も子供のころ、実家の電話番号を”番号を押す手の動き”で覚えていたことがあります。
今後、脳に記憶させたい時は何かしらの筋肉を使いつつアウトプットしようと思いました。

感想③:ブログの継続を後押ししてくれる1冊
本書を読んで強く心に刻まれたのが「やっぱブログは続けるべき」ということ。
- ブログを書く
- 情報発信する
- 読書感想を書く
- 教える
- 継続する
- 構成を決めて書く
- フィードバックする
などなど、ブログに関連するアウトプット手法が山ほど登場します。

そう思える1冊でした。
個人的に大きな気付きだったのは、”30点のクオリティでいいからまずは最後まで書く”ということ。
その後のブラッシュアップに時間をかけた方が完成度は上がるのだそうです。

この記事をその手法で書きました。
まとめ:学びを結果に変えよう【やるかやらないか】
今回は『アウトプット大全』の要約・感想についてご紹介しました。
ちなみに本書の正式な書名は『学びを結果に変えるアウトプット大全』です。
そう、学びを結果に変えることが重要なワケですね。

結果に変えられていないと感じる方は本書を手に取ってみることをオススメします。
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今回は以上です。