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星渉著『神トーク』の要約・感想まとめ【人を動かす伝え方メソッド】

星渉著『神トーク』の要約・感想まとめ【人を動かす伝え方メソッド】

 

『神トーク』の要約・感想が知りたい。
人を動かす伝え方が知りたい。
そんな疑問に答える記事です。

 

この記事で分かること

  • 『神トーク』の要約・感想が分かる
  • 神トークの土台となる条件が分かる
  • 安心感と自己重要感を与える伝え方が分かる

 

この記事を書いている僕はなかなかの口下手ですが、神トーークを実践しつつ職場で後輩たちに動いてもらってます。

 

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それでは見ていきましょう。

 

 

『神トーク』の基本情報【伝え方しだいで人生は思い通り

 

まずは『神トーク』の基本情報について見ていきます。

書名 :神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り
著者 :星 渉
出版月:2019/7/19
出版社:KADOKAWA
定価 :¥1,540 (税込)

 

著者である星渉さんのプロフィールはコチラです。

1983年仙台市生まれ。大手企業で働いていたが東日本大震災を岩手県で被災。生死を問われる経験を経て「自分の人生の時間はすべて好きなことに費やす」と決め独立起業し、心理療法やNLP、認知心理学、脳科学を学び始める。それが原点となり、個人の起業家を対象に「心を科学的に鍛える」を中心に置いた独自のビジネス手法を構築。日本や海外で数千人規模の講演会を実施し、グローバルに「好きな時に、好きな場所で、好きなシゴトをする個人を創る」ための活動をしている。前作の『神メンタル』は11万部突破のベストセラーに。

-Amazon著者紹介情報より抜粋-

 

  • なぜ、あの人は私の言うことを聞いてくれないのか
  • どうして私のことを分かってくれないんだろう

それを解決するのが神トーーク(科学的に人の心を動かす方法)です。

 

神トーークを活用すれば、人見知りで口ベタの人でも、周囲の人たちがあなたの味方となり自分で考えて動くようになると著者は言います。

 

では本書の要約を見ていきましょう。

 

 

『神トーク』の要約【安心感と自己重要感を満たすべし】

『神トーーク』の要約【安心感と自己重要感を満たす】

 

本書の要約を3つの項目に分けて解説します。

  1. 神トークの土台となる絶対条件
  2. 安心感と自己重要感を満たす神トーク
  3. 相手が自分から動くようになる神トーク

 

順番に見ていきましょう。

 

要約①:神トークの土台となる絶対条件

私たち人間は、どんなに論理的に正しいことを言われたとしても、「感情」が同意していなければ真に受け入れることはできません

そのために、まずは土台となる「人の心を動かす絶対条件」を理解する必要があります。

 

「話を聞くに値する人」と思われる日常での振る舞い

どんなに真っ当なことを言ってても「お前が言うな!」と思われてたら意味ないですね。

  • 「何を言うか」の前に
  • 「誰が言うか」が大事

そのためには、日常の振る舞いから「この人の言うことは聞く価値がある」と思ってもらう必要があります。

 

人の心を動かす大原則は、「テクニック」ではなく「日常の姿」。

 

具体的には、発言や行動に一貫性を持たせることが信頼度に大きく影響するのが研究で明らかになっているそうです。

また、人間味のあるところを隠さないことで相手との心の距離を縮めることも大切です。

 

相手に「安心感」を与えつつ自己重要感を満たす

感情と欲求は密接につながっているため、人の感情を動かすには欲求を満たす必要がある、というアプローチです。

マズローの欲求五段階説をご存知でしょうか? 人間の欲求を5階層で解き明かした説です。

 

『神トーーク』第1章より引用

 

この中で伝え方やコミュニケーションで満たせる欲求は

  • 身と心の安全を求める「安心欲求」
  • 安心できる人とつながりたい「所属と愛の欲求」
  • 自分を認められたい「承認欲求」

この3つです。

 

整理するとこういうこと。

人の心を動かす絶対条件

  • 自分の話を聞いてもらえるかは日常の姿にかかっている
  • 感情を動かすには安心感や自己重要感などの「欲求」を満たす必要がある

 

要約②:安心感や自己重要感を満たす神トーク

そもそも人間は安心感を求め続けて進化した動物なので、安心感を求めるようにDNAに刻まれています。

とはいえ、いまはトラが襲ってきたり刀で切られることもない時代。

 

現代における「安心感」とは、

  • ここにいると安心する
  • この人と話してると安心する

そういう部分を満たす神トーークが求められるワケです。

 

具体的な手法を4つ抜粋します。

  1. 徹底的に褒める
  2. 絶対に否定しない
  3. 笑顔を絶やさない
  4. 好きを伝える

 

 

1) 徹底的に褒める

人は自分を褒めてくれる人に興味を持つ生き物です。

本書では効果的な褒め方が数多く紹介されています。

 

褒める⇒アドバイス⇒褒める

人を動かすためには、的確な指示やアドバイスは不可欠。

そのためにも、アドバイスを「褒める」という行為でサンドイッチすることをオススメしています。

  • 初めに褒めて耳を傾けてもらう
  • 最後にもう一度褒めて相手の自己重要感を満たす

人は出来事の”最後の”印象に左右されるという心理メカニズムがあるため、「褒めて終わること」が効果的なのです。

 

大勢の前で褒める

自己重要感を満たすために大勢の前で褒めた方が効果的なのは有名な話です。

著者は、これに加えて「時間差で個別に褒めること」も勧めています。

ちなみに本書の会話例では、これでもかっ!というほど褒めまくります。

 

また、相手が褒めてほしいタイミングで褒めるのも大切です。

 

行動よりも人柄を褒める
  • あんな決断ができるなんて勇気があるんですね!
  • 言葉のセンスが素敵ですね!
  • いつもオシャレですね!

行動自体を褒めるのも悪くはありませんが、相手の「存在」自体に結びつけて褒めた方が影響は大きくなります。

 

裏を返すと、注意する時は「人柄」ではなく「行動」を注意した方がいいということ。

 

2) 絶対に否定しない

自分を否定する人に「安心感」を抱く人はいないはず。

否定されて傷つくという”負の記憶”は脳に深く刻まれる特徴があります

 

それは自分の意見を曲げろってこと?

 

僕も読んでいてそう思いましたが、そうではありません。

否定しない=相手の意見を受け入れる、じゃないんです。

自分の意見はしっかり持ちつつ、相手の考えも受け止めてあげるだけでいいんです

「受け入れる」と「受け止める」の違いですね。

 

違うアドバイスや指示をする場面でも、まずは相手の意見を否定せずに最後まで聞くことが重要になります

なぜなら、人は自分の考えをすべて吐き出さないと、新しい考えを納得して受け入れることができないから。

 

「否定しない」+「最後まで聞く」のコンボです。

 

3) 笑顔を絶やさない

言わずもがなですが、笑顔はコミュニケーションの基本。

笑顔は相手の警戒心を解き、「安心感」を与えるチカラがあります

 

人の感情は視覚情報に大きく左右されるので、コミュニケーションにおいては「相手に何を見せるか」も重要ということ。

 

また、表情だけでなく姿勢も大切です。

  • 腕や足を組みながら聞いてませんか?
  • 時計をチラチラ見ながら聞いてませんか?
  • スマホ見ながら聞いてませんか?

些細なことかもですが、この”ちょっと”が印象を大きく左右することを認識しましょう。

 

4) 好きを伝える

人に好意を持たれると安心感が生まれるもの。

人間の心理には、好意を持たれたら好意で返したくなるという「返報性の原理」があるので積極的に「好き」を伝えるべきなのです。

とはいえ、別に愛の告白をしろという話ではありません。

 

そこでやりやすいのが「好きの対象をぼかす」ということ。

 

「好き」のぼかし方

  • 「集団」を好きだと言う
    ⇒このチームが好きです。
  • 「行動」を好きだと言う
    ⇒最後まであきらめない姿勢が好きです。
  • 「モノ」を好きだと言う
    ⇒そのカバンの色いいですね。私も好きです。

 

これなら恥ずかしくもないですね。

 

要約③:相手が自分から動くようになる神トーク

相手を動かすには、安心感と自己重要感を満たす伝え方が必要なことは分かりました。

とはいえ、相手が忠実な指示待ち人間になるのも考えものです。

理想は相手が自発的に動いてくれること。

 

そのために必要なのは、相手が”自分で気づいた”という状況を意図的につくることです。

人が動こうと思うのは、人が考えて指示されたことよりも自分で考えた方法なのは言うまでもありません。

 

具体的な手法は以下の通りです。

  • 否定・命令はしない
  • 誤りは正さない
  • 質問して気づかせる
  • 答えは言わない
  • できた部分は感謝&褒める
  • 信頼してることを伝える
「安心感と自己重要感を満たす」という原則は同じです。

 

 

神トークの感想【当たり前のことだけど軽視しがち】

神トーークの感想【軽視しがちな基礎】

 

感想①:誰でもすぐに実践できるメソッド

分かりやすい内容で、誰でもすぐに実践できるものばかりでした。

心理学や脳科学に裏付けされたメソッドなので納得感も十分です。

「褒める」とか「笑顔」なんて当たり前だろっ!という声もあるかもですが、自分に余裕がない時などは意外とできてなかったりするもの

 

また、要所で読者に問いを投げるところもあり、「読書してる」というよりも「講義を受けてる」ような感覚にもなれます。

個人的には「好きの対象をぼかす」という方法は新たな気づきでした。

 

感想②:良くも悪くも管理職・リーダー層向け

全体的に管理職やリーダー層向けの内容という印象でした。

「人を動かす」という観点での伝え方なので当然ですね。。

 

あとは、家族の行動に悩んでる方なんかにもマッチするんじゃないかと。

 

とはいえ、本書で出てくる会話例はとても分かりやすく参考になる点も多いため、意見の異なる人を論破しがちな人には新たな気づきを与えてくれそうです

 

※雑談でのトーーク術を学びたい方はコチラもどうぞ。

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まとめ:神トークは1日にして成らず

まとめ:神トーークは1日にして成らず

 

今回は、星渉さんの著書『神トーーク』の要約・感想をまとめました。

最後に要点をおさらいして終わりにします。

 

神トーークの土台

  • 自分の話を聞いてもらえるかは「日常の姿」にかかっている
  • 感情を動かすには、安心感や自己重要感などの「欲求」を満たす必要がある

 

安心感や自己重要感を満たす神トーーク

  • 徹底的に褒める
    ⇒行動よりも人格を褒める
  • 絶対に否定しない
    ⇒否定しない&最後まで聞く
  • 笑顔を絶やさない
    ⇒笑顔+姿勢も大切
  • 好きを伝える
    ⇒ぼかせば恥ずかしくない

 

自分から動くようになる神トーーク

  • 否定・命令はしない
  • 誤りは正さない
  • 質問して気づかせる
  • 答えは言わない
  • できた部分は感謝&褒める
  • 信頼してることを伝える

 

本記事では、要点の要点だけをつまみ食いしたくらいのボリュームしかありませんが、本書の会話例などを読むとより理解は深まるはずです。

 

どんな相手でも自分の思い通りに動いてくれる新世界を体験したい方は、いちど本書を手に取ってみることをオススメします。

 

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今回は以上です。

 

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