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『伝え方が9割』の要約・感想まとめ【ノーをイエスに変える方法】

『伝え方が9割』の要約・感想まとめ【ノーをイエスに変える方法】

 

『伝え方が9割』の要約・感想が知りたい。
相手に「YES」と言われる伝え方を知りたい。
そんな疑問に答える記事です。

 

この記事で分かること

  • 『伝え方が9割』の要約・感想が分かる
  • ノーをイエスに変える伝え方のコツが分かる
  • 「強いコトバ」のつくり方が分かる

 

それでは見ていきましょう。

 

『伝え方が9割』の基本情報

 

まずは『伝え方が9割』の基本情報について見ていきます。

書名 :伝え方が9割
著者 :佐々木圭一
出版月:2013/2/28
出版社:ダイヤモンド社
定価 :¥1,540 (税込)

 

著者である佐々木圭一さんのプロフィールはコチラです。

コピーライター/作詞家/上智大学非常勤講師
上智大学大学院を卒業後、博報堂を経て、株式会社ウゴカス設立。もともと伝えることが得意でなかったにもかかわらず、コピーライターとして配属され苦しむ。ストレスから1年で体重が15%増、アゴも無くなる。あるとき、伝え方には技術があることを発見。そこから伝え方だけでなく、人生ががらりと変わる。本書はその体験と、発見した技術を赤裸裸に綴ったもの。
書籍『スティーブ・ジョブズ』に出てくる伝説のクリエーター、リー・クロウのもと米国TBWA/Chiat/Dayで2年間クリエイティブに従事。日本人初、米国の広告賞One Show Designでゴールド賞を獲得(Mr.Children)。アジア初、6カ国歌姫プロジェクト(アジエンス)。カンヌ国際クリエイティブアワードでシルバー賞他計5つ獲得、Ad Festでゴールド賞2つ獲得、アジアで最も成功したと評価されAIMアワードグランプリを獲得、など国内外55のアワードに入選入賞。
広告以外には、郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、アルバム・オリコン1位を2度獲得。日本動物愛護協会最年少理事。雑誌「動物たち」のカバーデザイン。Warner Music Japanのレーベルロゴデザイン。上智大学非常勤講師として人気。心を動かし、人を動かすことをライフワークにしている。

-Amazon著者ページより抜粋-

 

  • 同じ内容でもノーをイエスに変える伝え方がある
  • そしてそれはセンスではなく技術であり誰でも身につけられる

その技術とは、いったいどんなものなのでしょうか。

それでは本書の要約を見ていきましょう。

 

 

『伝え方が9割』の要約【Say Yes】

『伝え方が9割』の要約【Say Yes】

本書の内容は大きく3項目に分けられます。

  1. ノーをイエスに変える3つのステップ
  2. 伝え方の7つの切り口
  3. 「強いコトバ」をつくる技術

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

①ノーをイエスに変える3つのステップ

3つのステップは以下のとおり。

  1. 自分の頭の中をそのままコトバにしない
  2. 口に出す前に一度立ち止まって相手の頭の中を想像する
  3. 相手のメリットと一致するお願いをつくる

 

STEP①:自分の頭の中をそのままコトバにしない

デートしよう!

なんてストレートに言ってもイエスは出にくいでしょう。

そのまま言った方がいい場面もゼロではありませんが、思考停止してなんでもかんでもストレートに言うのはバクチと一緒です

基本的に思ったまま言ってもノーになりやすい、という前提を受け入れましょう。

 

STEP②:口に出す前に一度立ち止まって相手の頭の中を想像する

  • 何が好きか
  • 何が嫌いか
  • どんな性格か
  • 何を重視するか

といった相手の基本的な情報を思い出してみます。

そういえば、あの子映画好きだったなぁ。

 

STEP③:相手のメリットと一致するお願いをつくる

相手がデートしてくれるかは分かりませんが、映画が好きなのは分かっているので、

いっしょに映画見に行こう!

に変えるだけでイエスが出やすくなります。

 

ここで、大切なのは相手の文脈でコトバをつくること

自分はデートしたいわけですが「デート」というコトバは使わず、「映画」という相手の文脈からコトバをつくります。

 

あなたのお願いを実現させる答えは「自分の中」ではなく「相手の中」にあるということ。

 

②伝え方の7つの切り口

先ほどのSTEP③で相手のメリットと一致するお願いをつくることに触れましたが、ココでお願いを伝える技術には7つの切り口があります。

  1. 相手の好きなこと
  2. 選択の自由
  3. 認められたいと欲
  4. あなた限定
  5. チームワーク化
  6. 嫌いなこと回避
  7. 感謝

 

1) 相手の好きなこと

前述した”映画”みたいなケースですね。

これは一番シンプルな切り口なのであまり説明はいらないでしょう。

 

2) 選択の自由

イエスをもらうには相手の「決断」が必要になりますが、人は決断に対して慎重になる生き物です。

その一方で選択肢がある時の「比較」は得意です。選択肢があると選びたくなるのが人間の性なのだそうです。

  • 映画見に行こう! よりも
  • スターウォーズと鬼滅の刃どっちが見たい?

という感じで「決断」を「比較」に変えた方がイエスを取りやすいということ。

しかも自分で選んでいるので押し付けられてる感もないのがこの方法のいいところです。

 

3) 認められたいと欲

これは承認欲求が強い相手に効果を発揮する技術です。

人は認められると応えたくなる本能があるのでそこをくすぐります

部下に残業してもらいたい時も、

  • 今日残業してくれる?より
  • 君の企画書が刺さるんだ!お願いできない?

みたいに相手の承認欲求を刺激するとイエスになりやすいというワケです。

 

4) あなた限定

前述した「認められたい欲」とちょっと似てます。

あなた限定は相手が寂しがり屋や自分好きのときに効果を発揮する方法です。

もともと人は”あなた限定”に弱い生き物なんだとか。

 

この方法が使いやすいのは、たくさんの人にお願いできるケースです。

例えば、田中さんに会議に参加してほしい場面で

会議に来てください。

とそのまま言ったところで、

 

え〜、、なんでオレなの?鈴木さんでもよくない?

とかわされてしまいます。そこで、

 

他の人が来なくても田中さんにだけは来てほしいんです。

と、あなた限定の特別感を伝えることでイエスが出やすくなるワケです。

 

また、そのとき重要なのが相手の名前を入れること

人は自分の名前を言われるだけで肯定的に捉えやすくなるのです。

 

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5) チームワーク化

これは相手が「めんどくさい」「やる必要性を感じづらい」という時に有効です。

 

丸投げされるのと、一緒にやりましょうと言われるのでは印象が全く違いますよね。

もともと人は”人と一緒に何かする”のが本能的に好きな生き物だそうです。

  • 飲み会の幹事やって!
  • いっしょに幹事しよう!

どっちがイエスになりやすいかは明らかです。

 

また、チームワーク化は何かをやめてほしいときにも使えます。

例えば旦那にタバコをやめてほしい時に、「自分はスイーツ我慢してダイエットするからあなたもタバコやめよう」とチームワーク化するのも効果的です。

 

とはいえチームワーク化の弱点は、多かれ少なかれ自分も骨を折る必要があること。しかも相手にメリットがあるアクションでないと意味はありません。

 

6) 嫌いなこと回避

相手の嫌いなことから伝え方をつくる方法です。

”xxして下さい”ではなく”xxしないとこうなります”という切り口ですね

 

例えば、芝生が踏まれて困っているときの注意書きには、

  • 「芝生に入らないで下さい」と書くよりも
  • 芝生に入ると農薬の匂いがつきます。

と書いた方が芝生に入りたくなくなりますよね。

デメリットをうまく利用するんですね。

 

とはいえ、嫌いなこと回避は強力な反面、多用すると上から目線に伝わってしまうことがあるので注意が必要です。

 

7) 感謝

これもシンプルですね。言わずもがな「感謝」は人と接するときの基本です。

人は感謝されるとノーと言いにくくなるもの。

 

例えば、人に度々アドバイスをもらいたいときは、

  • 「これからも教えてください。」 ではなく
  • これからも教えてください。ありがとうございます!

という感じでいっしょに感謝の気持ちを伝えます。

 

ポイントは、この「ありがとう」は教えてもらったことに対する事後の感謝ではなく、今後教えてもらうことに対する"先行の感謝"ということ

まだ何もしてもらってないのに先に感謝を伝えることでノーと言いにくくなるわけです。

 

③「強いコトバ」をつくる技術

印象に残る名言やキャッチコピーなど人の心に刺さる「強いコトバ」。

これらもセンスではなく技術なのです。

その技術さえ身につければ誰でも強いコトバはつくれると言います。

 

本書で紹介されている技術は5つです。

  1. サプライズ法
  2. ギャップ法
  3. 赤裸々法
  4. リピート法
  5. クライマックス法

 

1) サプライズ法

人の心はサプライズで大きく動きます。そしてそれはコトバも同じ。

驚くときに発するコトバが入っていると、それだけで人は注目してしまうそうです。

 

サプライズ法の手順は至ってシンプルです。

  1. 伝えたいコトバを決める
  2. 適したサプライズワードを入れる

これだけ。

  • そうだ 京都、行こう。
  • あ、小林製薬

なんかが代表ですね。

 

使えるサプライズワード

  • わっ、
  • おお、
  • えっ!?
  • びっくり!
  • げげげ!
  • ホント!?
  • 信じられない、
  • うわっ!!
  • そうなんだ!
  • ほほー、

また、これといったワードを入れなくても、語尾に”!”をつけるだけで印象は変わったりします。

 

2) ギャップ法

  • 事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!
  • お前の為にチームがあるんじゃねえ。チームの為にお前がいるんだ‼︎

多くの人たちの胸を打ってきたこれらのコトバで使われているのがギャップ法です。

カンタンに言うと、反対のコトバを組み合わせるということです。

 

ギャップ法のつくり方は以下の通り

  1. 最も伝えたいコトバを決める
  2. 伝えたいコトバの正反対のワードを考え、前半に入れる
  3. 前半と後半がつながるよう、自由にコトバを埋める

たったこれだけ。案外カンタンですね。

 

3) 赤裸々法

  • 上を向いて歩こう、涙がこぼれないように
  • 朝、目が覚めると泣いていた

赤裸々法は自分の肌感覚に素直になる方法です。

 

  1. 最も伝えたいコトバを決める
  2. 自分のカラダの反応を赤裸々にコトバにする
  3. 赤裸々ワードを伝えたいコトバの前に入れる

重要なのは②です。普段は感じてもコトバにしないようなことを敢えて赤裸々に表現するのがポイントだそうです。

 

赤裸々ワードの例

  • 頭の中が真っ白
  • のどがカラカラ
  • 唇が震えてる
  • 顔が真っ赤
  • 息ができない
  • 心臓の鼓動がわかる

 

4) リピート法

学生時代、暗記したいことって繰り返し声に出したり紙に書いたりしましたよね?

これは相手に対しても有効です。

リピートすることで聞き手の記憶に刻むことができるのです

 

  • 逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ
  • 人民の、人民による、人民のための政治

リピート法が、強いコトバをつくる技術で最もカンタンかもしれません。

  1. 伝えたいコトバを決める
  2. くり返す

以上です。

貧弱貧弱ゥ

 

5) クライマックス法

最後にこれだけは覚えておいてほしいのがクライマックス法です

 

人の集中力が続くのは20分ほどと言われています。

20分と言わずとも人の長い話を終始ちゃんと聞いてられる人はそう多くはないはず。

 

そんな時に、相手の途切れた集中力を戻し自分に食いつかせることができる技術です。

  • ここだけの話ですが〜
  • これだけは覚えてほしいのですが、〜
  • 誰にも言わないでほしいのですが、〜
  • ワンポイントアドバイスですが、〜
  • 3つコツがあります。1つ目が〜

などです。

 

ボクがこの項目の頭で「最後にこれだけは覚えておいてほしいのが〜」と入れたのもクライマックス法のひとつです。

  1. いきなり「伝えたい話」をしない
  2. クライマックスワードから始める

 

 

『伝え方が9割』の感想【はやく実践したくなる】

『伝え方が9割』の感想【はやく実践したくなる】

 

続いて、本書を読んだ率直な感想です。

 

感想①:読みやすく実践もしやすい

構成がシンプルで内容が具体的なので、読みやすくすぐにでも実践できる技術だと思いました

思ってることをそのまま口にしがちな人には即効性もあるかもしれません。

本書には、ポイントを集約したシートも付属してるので手帳に入れて携帯することもできますよ!

 

とはいえ、いきなり会話の中でこの技術を取り入れるのは少しハードルが高いので、まずはメールやLINEなどの”考える時間がある”コミュニケーションで試してみるとよさそうです。

 

感想②:「強いコトバ」をつくる人って・・・

「強いコトバ」をつくる技術については、そもそも日常で「強いコトバ」をつくる必要のある人がどれだけいるんだろうかという疑問がありました。

この技術は、キャッチコピーなどで「人に刺さるワード」をつくる際のテクニックなので、万人が必要とする技術ではない気がします。

 

とはいえ、技術そのものはとてもシンプルで分かりやすく、「へぇ~~、なるほどね!」と思える点は多かったです。

個人的にはブログタイトルとかで活用できそうだと思えました。

 

 

まとめ:「伝え方」は今後ますます必要になるスキル

まとめ:「伝え方」は今後ますます必要になるスキル

 

今回は『伝え方が9割』の要約・感想を紹介しましたがいかがだったでしょうか?

最後に、本書の要点を振り返って終わりにしたいと思います。

 

ノーをイエスに変える3つのステップ

  1. 自分の頭の中をそのままコトバにしない
  2. 口に出す前に一度立ち止まって相手の頭の中を想像する
  3. 相手のメリットと一致するお願いをつくる

 

伝え方の7つの切り口

  1. 相手の好きなこと
  2. 選択の自由
  3. 認められたいと欲
  4. あなた限定
  5. チームワーク化
  6. 嫌いなこと回避
  7. 感謝

 

「強いコトバ」をつくる5つの技術

  1. サプライズ法
  2. ギャップ法
  3. 赤裸々法
  4. リピート法
  5. クライマックス法

 

コロナ禍で、オンラインでのコミュニケーションが増えた人は多いのではないでしょうか。

表情や空気感が伝わらない分、”コトバ”での伝え方がより重要度を増していると感じます。

 

相手からより多くのイエスをもらいたい方は、本書をいちど手に取ってみることをオススメします。

 

もう少しサクッと読んでみたい方にはマンガ版もおすすめですよ。

 

 

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今回は以上です。

 

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