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『ぼくたちは習慣で、できている』要約・感想まとめ【継続は力なり】

『ぼくたちは習慣で、できている』要約・感想まとめ【継続は力なり】

 

『ぼくたちは習慣で、できている』の要約・感想が知りたい。

そんな疑問に答える記事です。

 

『ぼくたちは習慣で、できている。』はミニマリストを世に知らしめた佐々木典士氏の2作目の著書です

前作『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』は全世界で40万部のベストセラーとなり23ヶ国語に翻訳されています。

 

ぼく、ミニマリストじゃないから関係ないかな

大丈夫です。この本は「習慣」に特化しているのでミニマリズムは関係ありません。

ぼくもミニマリストじゃないです。

 

 

「明日がんばろう」はもう終わりにしませんか?

 

この言葉のとおり、今日(むしろ今)頑張れるようになれる1冊です。

今回は、そんな『ぼくたちは習慣で、できている』の要約と僕の感想をまとめました。

 

本書はこんな方におすすめ

  • 何かを継続してさらに成長したい方
  • 習慣化の具体的コツを知りたい方
  • 自分は意志が弱いと思ってる方
  • 自分には才能がないんじゃないかと思ってる方

 

 

それでは行ってみましょう。

 

 

『ぼくたちは習慣で、できている』の基本情報

『ぼくたちは習慣で、できている』の基本情報

まずは『ぼくたちは習慣で、できている。』の基本情報について見ていきます。

書名 :ぼくたちは習慣で、できている。
著者 :佐々木 典士
出版月:2018年6月14日
出版社:ワニブックス社
定価 :1,200円+税

 

著者である佐々木典士氏のプロフィールは以下の通りです。

作家/編集者/ミニマリスト。1979年生まれ。香川県出身。早稲田大学教育学部卒。京都在住。出版社3社を経て独立。2014年クリエイティブディレクターの沼畑直樹とともに『Minimal&Ism』を開設。初の著書『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(ワニブックス)は国内16万部突破、海外21ヶ国語に翻訳されるベストセラーに。Webマガジン「WANI BOOKOUT」にて「ぼくは死ぬ前に、やりたいことをする! 」、月刊誌『むすび』にて「半径5mからの環境学」連載中。

 

本書は以下の全4章で構成されています。

  1. 意志力は、生まれつき決まってる?
  2. 習慣とは何か?
  3. 習慣を身につけるための50のステップ
  4. ぼくたちは習慣で、できている。

 

人は誰しも継続したい事や辞めたい習慣があるのではないでしょうか。

「習慣」の重要性は頭ではわかっているつもりでもなかなか継続できないのは僕だけじゃないはず

 

本書では、心理学、行動経済学、脳科学の視点から

  • 人はなぜ継続ができないのか
  • ではどうやって習慣を身に付けるか
  • 習慣化のメリット

が分かりやすく解説されています。

 

 

『ぼくたちは習慣で、できている』の要約まとめ

『ぼくたちは習慣で、できている』の要約まとめ

 

続いて、本書の要約についてまとめました。

  1. 人間の脳は感情に左右されやすく合理的判断が難しい
  2. 習慣を身につけるための50のステップ
  3. 才能は「与えられる」のではなく「作られる」

ひとつずつ見ていきましょう。

 

要約①:人の脳は感情に左右されやすく合理的判断が難しい

全ての人間の行動は何かしらの「報酬」を求めてのことですが、その中には「罰則」が含まれることもあります。

  • ケーキを食べたら「美味しい」という報酬と「太る」という罰則
  • 筋トレをすると「引き締まる」という報酬と「キツい」という罰則

報酬と罰則を比較してやるやらないが決まりますが、人間の脳は目の前の報酬ほど大きく感じ、将来の報酬や罰則は少なく見積もる「双曲割引」という性質があります

 

ひとつ質問です。

  • 今すぐ100万円もらえるのと
  • 1年後に110万円もらえるのと

あなたならどちらを選びますか?

 

今すぐ100万円もらう人が多いかもですが、合理的に判断するなら1年後に110万円です

今日明日の生活が困窮しているなら話は別ですが、今の時代に年利10%確定はかなりオイシイです。

 

この判断を邪魔するのが双曲割引なんですね。

リボ払いなんかもこの心理を利用してますよね。

 

要約②:習慣を身につけるための50のステップ

では具体的にどうやって習慣化を身につけるのかを50のステップで解説されています。

ここでは、個人的に刺さった内容を3つだけ紹介しますね。

 

ステップ8:アイデンティティを言い訳にしない

僕もそうですが、人は嫌な課題があるとやらない理由をひねり出します。

  • ウチは肥満家系だからどうせ痩せられない
  • 自分は頭が悪いから勉強できない
  • 自分は夜型人間だから早起きできない

才能は習慣の継続から作られます。アイデンティティを言い訳にしていたら何も始まらないですね。

 

そう言えばこれって大ベストセラー『嫌われる勇気』でも同じこと言ってるんですよね。

目的論

  • 夜型人間(原因)だから早起きできないのではなく
  • 早起きしたくない(目的)から夜型人間という自分を作り出してる

読んでいて、点と点が線でつながった感じがしました。

 

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ステップ12:やる気はやる前には出ない

  • 勉強しなきゃだけど今日はやる気がしないなぁ
  • 今日はブログ書く気分じゃないなぁ

そんな日がしょっちゅうだった自分にグサッと刺さりました。

そもそもやる気なんてやる前には出ない、やる気は後から付いてくるものなのだと。

 

確かに、最初はノリ気じゃなくても始めたらノッてくる事って結構ありますよね。(作業興奮というそうです。)

 

やる気は最初は出ないものと割り切ってまずは始める。

この考えは今後の自分に大きな影響を与えるのではと感じました。

 

ステップ20:毎日やる方が簡単

2日に1回とかやるよりも毎日やる方が簡単なのです。

なぜならやる日とやらない日があると”選択”が生まれるから

 

脳は必ずしも正しい選択をするとは限りません。むしろ逆かも。

毎日やる事で選択の余地をなくすんですね。

 

これはやめたい習慣にも言えることですね。

  • 週に1度は休肝日を作るではなく
  • お酒は完全にやめる

この方が簡単ということ。(これは体験済)

 

下げていいのは”難易度”であって”頻度”ではない

名言ですね。

 

要約③:才能は「与えられる」のではなく「作られる」

「天才」と言うと誰を思い浮かべますか。

  • アインシュタイン?
  • イチロー?
  • 桜木花道?

「天才」という言葉は、”生まれつき優れた才能を持っている人”という意味で使われやすい言葉ですが、才能は本当に先天性のものでしょうか。

 

本書では、

  • 才能は努力の末に作られるものであり
  • 努力は習慣にすることで継続でき
  • 習慣にする方法は学ぶことができる

と述べています。

習慣の継続が才能を作り上げるということ

 

一方で、”あの人は才能に恵まれた天才で自分とは住む世界が違う”なんて言ってるのは自分が努力しないための言い訳をしてるだけなんですね。

 

 

『ぼくたちは習慣で、できている』を読んだ感想

『ぼくたちは習慣で、できている』を読んだ感想

 

続いて、本書を読んだ僕の感想を紹介します。

  1. 理屈とハウツーが両立していて分かりやすい
  2. いい意味で著者を身近に感じれる
  3. 著者のユニークな表現を楽しみつつ読める

順番に解説しますね。

 

感想①:理屈とハウツーが両立していて分かりやすい

習慣の本で世の中にたくさんありますが、

  • 心理学や脳科学の観点からの理屈系か
  • ノウハウを列挙したハウツー系

大抵どちらかに寄った内容になりがちですが、本書は理屈とハウツーがちょうどいいバランスでブレンドされていると感じました

 

さらに、作家の村上春樹さんや野球のイチロー選手の成功エピソードも加えられているため

  • 人間の脳は○○〇だから
  • △△△するのがいいよね
  • 実際イチロー選手もxxxしてたし

といった感じで、読んでいると抽象的な話から具体的な話へ1本の線が通ります

 

感想②:いい意味で著者を身近に感じれる

  • 超一流の成功者
  • 超エリートの学者さん
  • 実績も知名度も十分の有名人

そういった方々の権威ある書籍もいいですが、この本の著者の佐々木さんにはいい意味で親近感を持ちながら読むことができました

 

佐々木さんは1979年生まれ。

ドラゴンボールやスラムダンクといった本書でたびたび登場する例え話は同世代の僕にはバシバシ刺さりました。

 

また佐々木さんはブログ(Minimal&ism)も運営されています。

  • 習慣化の本を出してるのに
  • ニンテンドースイッチを買って1日中プレイしてしまった

そんな微笑ましいエピソードも語られていて、同世代でなくても親近感を持てるはずです。

その結果、「何か自分もできそうだな・・。」と習慣化について精神的ハードルが下がりました。

 

感想③:著者のユニークな表現を楽しみつつ読める

「いつか落ち着いたらやろう・・」

そうやってやるべきことを後回しにした経験はありませんか?(僕はしょっちゅうでした。)

とはいえ、「あれっ!いま落ち着いてる?これあのとき思ってた”いつか”じゃない?」などと思ったことないと著者は述べています。

 

共感&納得しつつも、面白い文章を書く人だなぁと感心しました。

ためになる話が多い中で、ときどきクスっと笑いながら読めるのもこの本の魅力だと思います

 

 

まとめ:「明日がんばろう」はもう終わりにしませんか?

まとめ:「明日がんばろう」はもう終わりにしませんか?

 

「明日がんばろう」という逃避思考。ブログを書いたり、筋トレをしていると毎日のように襲ってきます。

ですが『ぼくたちは習慣で、できている。』を読んだおかげでそんな心の声に立ち向かうメンタルが手に入りました。

  • 続けたい習慣
  • やめたい習慣

どちらにも効果を発揮しますよ。

 

何かひとつでも習慣化で成功体験をすると大きな自信になります。

僕はタバコをやめた習慣が自信になって

  • お酒もやめれたし
  • 筋トレも続けれてるし
  • ブログも継続できてる

そう感じてます。

 

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今回は以上です。

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