この記事で分かること
- 『神メンタル』の要約・感想が分かる
- 目的地の重要性と決め方が分かる
- 心理学的ホメオスタシスが分かる
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それでは見ていきましょう。
もくじ
『神メンタル』の基本情報【心で人生を思い通りに】
まずは『神メンタル』の基本情報について見ていきます。
書名 :神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り
著者 :星 渉
出版月:2018/7/6
出版社:KADOKAWA
定価 :¥1,540 (税込)
著者である星渉さんのプロフィールはコチラです。
1983年仙台市生まれ。大手企業で働いていたが、東日本大震災を岩手県で被災。生死を問われる経験を経て「もう自分の人生の時間はすべて好きなことに費やす」と決め2011年に独立起業し、心理療法やNLP、認知心理学、脳科学を学び始める。それが原点となり、個人の起業家を対象に「心を科学的に鍛える」を中心に置いた独自のビジネス手法を構築。日本で数千人規模の講演会を実施し、海外でも大規模なイベントを行い、グローバルに「好きな時に、好きな場所で、好きなシゴトをする個人を創る」ための活動をしている。
-Amazon著者紹介情報より抜粋-
今の現実(収入・仕事。地位など)は、これまで自分がしてきた選択と行動の結果です。
本書では、そのためのひとつの真理として「思い通りに生きる公式」を定義しています。
思い通りに生きる公式
現実(未来)= 目的地 × 手段 × メンタル
- いま自分がいる現実も
- これから手にする未来も
全てこの公式で説明できると著者は言います。
『神メンタル』の要約【脳は命ファースト】
それでは、『神メンタル』の内容を3つのパートに分けて要約していきます。
- 目的地を明確に定める
- 脳は変化を嫌がる
- 思い込みで自己評価を書き換える
順番に見ていきましょう。
要約①:目的地を明確に定める
もしこの質問に即答できないとしたら、それは「離陸してるのに目的地が定まってない飛行機と同じ」と著者は言います。
どんな人でも、何をするにしても初めにすべきは目的地の明確化です。
カーナビやGoogleマップも最初にするのは目的地入力のはず。
脳には「毛様体賦活系」という高性能なGPS機能が備わっているので、目的地さえ定まればルートは自動的にナビゲートしてくれるのです。
目的地設定で重要なのは以下2つ。
- 「ここ以外ない」というくらい明確に設定すること
⇨測定可能な完了形(もう実現している状態)で設定する - 目的地から常に目を逸らさない(忘れない)こと
⇨目的地を連想する毎日画像を見る(脳は視覚からの情報が87%)
また、「なぜ実現したいのか」という理由も必須です。
なぜなら、「WHY?」に対する答えは行動に直結する原動力となるから。
逆に、やる理由がない場合、それは目的地として相応しくないとも言えます。
要約②:脳は変化を嫌がる -心理学的ホメオスタシス-
- 思い通りに生きる公式(仕組み)はわかった
- 目的地も明確になって進むべき道も見えてきた
それでもなかなか自分を変えることができない、という人がほとんどなのが現実です。
基本的に、何か新しいことにチャレンジしようとすると脳はこう言ってきます。
このように、人間の「脳」には変化を拒む機能が備わってるわけです。
このような脳の働きを専門的には「心理学的ホメオスタシス」といいます。
ここで大事なのは、「人は変化しようとすると心理学的ホメオスタシスが働く」という事実を知っておくこと。
新しいことを前にしてネガティブ感情が襲ってきた時は、
と思えれば、冷静に行動できるようになるはずです。
要約③:思い込みで自己評価を書き換える
脳は、心理学的ホメオスタシス(死なないことを最優先)によって変化を妨げる性質がありますが、これを逆手にとって利用することも可能です。
脳を味方にできれば意志の強さなど関係なく行動できるようになります。
上げるべきは、やる気やモチベーションではなく「自分の基準」なのです。
とはいえ、どんなに高い基準を設けても「自分にはできるわけない」を思ったら行動につながりません。
そのためにまず必要なのは自己評価を書き換えること。
本書では、『自己評価=自己肯定力×自己効力感』と定義しています。
- 自己肯定力・・どんな自分であっても認めてあげられる力
- 自己効力感・・自分にはその能力があると思える力
自己評価は実行力にダイレクトに影響してきます。
- 自分ならできて当然
- 自分がやらなきゃ誰がやる
といったモードに入れるのは大きいですよね。
そうは言っても「自分にはそんな自信を持てる能力はない」という人がほとんどのはず。
ですが著者は、「自己評価は、”確信という名の思い込み”でOK」と言います。
アファメーション
思い込みを生む有効手段のひとつ「アファメーション」を紹介しておきます。
アファメーションとは自分自身に「肯定的な言葉で宣言する」こと。
『神メンタル』の感想
① 心理学的ホメオスタシスは使える【体験済】
脳に「このままじゃマズい・・。」と思わせるのはかなり有効だと実感しています。
なぜなら、僕自身いろいろと脳に危機感を持たせつつ、行動を継続できてるからです。
- 終身雇用の崩壊
⇨ブログ運営しつつスキルを磨く - 高齢化による年金問題
⇨FP資格取りつつ投資も継続 - 現代人はカロリー摂り過ぎ
⇨酒タバコやめつつ週2でテニス
脳が「マズい」と思ってなかったらこれらの行動は継続できてないです。
② バイアスは日常生活にも役立つ【体験済】
本書では「心理学的ホメオスタシス」の他にも様々な心理バイアスが取り上げられています。
- 損失回避の法則
⇨利益よりも損失の感情が2倍強く感じる - 保有効果
⇨手にしたものの価値を高く見積もる - サンクコスト
⇨ここまで〇〇したのに勿体ない - 確証バイアス
⇨自分が正解と確証し、その証拠を集める
これらのバイアスは目標達成への行動に限らず、日常生活のあらゆる場面で私たちの判断を鈍らせます。
「バイアスがかかっている」ということを知ってるだけでも、多くの失敗を回避できると思います。
『神メンタル』とあわせて読みたいオススメ本3選
①『神ト-ーク』(星渉)
『神メンタル』と同じ星渉さんの著書です。
- なぜ、あの人は私の言うことを聞いてくれないのか
- どうして私のことを分かってくれないんだろう
それを解決するのが神トーーク(科学的に人の心を動かす方法)になります。
職場で部下や後輩を指導する立場の方には役立ちそうな内容です。
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星渉著『神トーク』の要約・感想まとめ【人を動かす伝え方メソッド】
②『究極のマインドフルネス』(メンタリストDaiGo)
自分を変える一歩を踏み出すカギとなるのが「マインドフルネス」と「瞑想」です。
マインドフルネスとは『気づき』のことであり、それを強化してくれるのが瞑想だと本書では定義しています。
漠然とした不安に負けないためには「根拠のない自信」が必要、といったことが書いてあり、自己評価を高めるのに関連しそうだと思いました。
-
[DaiGo]『究極のマインドフルネス』の要約・感想【Let's瞑想】
③『習慣が10割』(吉井雅之)
アファメーションや目的地を忘れないために「習慣化」のスキルはとても重要です。
人間本来の生まれ持った能力や才能に大きな差はなく、「全ては習慣の積み重ねによる結果」というのが本書の主張です。
習慣の正体や習慣化のポイントが体系的に分かりやすく学べる一冊ですよ。
-
『習慣が10割』の要約まとめ【「継続」で人生を変える最強スキル】
まとめ:メンタル次第で「ラク」に生きれる
まとめます。
- 目的地は測定可能な完了形で設定して忘れないこと
- 脳は死なないことを最優先する(心理学的ホメオスタシス)
- 思い込みで自分の基準を書き換えると行動できる
努力は歯を食いしばってするものじゃありません。
成し遂げたいことに相応しい「メンタル」を作ることができれば、自動的に現実が変わると著者は言います。
ラクに生きるメンタルの作り方を身につけたい方は、いちど本書を手にとってみることをオススメします。
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【聴く読書】Audible(オーディブル)ってどんなサービス?
今回は以上です。