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『PRIDELESS(プライドレス)』の要約【藤森慎吾の愛され力】

『PRIDELESS(プライドレス)』の要約【藤森慎吾の愛され力】

 

『PRIDELESS(プライドレス)』の要約・感想が知りたい。
凡人の生存戦略が知りたい
そんな疑問に答える記事です。

 

この記事で分かること

  • 『PRIDELESS(プライドレス)』の要約・感想が分かる
  • 人に頼る生き方が分かる
  • 人間関係の攻略法が分かる

 

それではいってみましょう。

 

 

『PRIDELESS(プライドレス)』の基本情報【オリラジ藤森さん初の著書】

まずは『PRIDELESS(プライドレス)』の基本情報について見ていきます。

書名 :PRIDELESS(プライドレス) 受け入れるが正解
著者 :藤森 慎吾
出版月:2021/1/27
出版社:徳間書店
定価 :¥1,430 (税込)

 

ご自身のYouTubeチャンネルも相方に負けず絶好調ですね。

 

ぼくには自分を押し出していく気がさらさらない。その代わり、いつだって周りのひとのことを見て、全力で持ち上げる。そのひとたちからの照り返しによって、自分もすこし輝けたならそれでいい。

藤森さんは自分の生き方をこのように語っていますが、そういう人って決して少数派じゃないですよね。

  • 確固たる自分やプライドがない
  • 周りに照らされつつ何とか生きてる

そんな「プライドレスな生き方」もアリだよね!と思える1冊です。

 

 

『PRIDELESS(プライドレス)』の要約【ラクになれる】

それでは、『PRIDELESS(プライドレス)』を3つのパートに分けて要約していきます。

  1. プライドレスという生存戦略
  2. 人に頼る【おんぶに抱っこ】
  3. 人間関係の攻略法

順番に見ていきましょう。

 

要約①:プライドレスという生存戦略

1) プライドはなくていい

プライドは、何かを頑張る原動力になることも確かですが、

  • 自分の視野を狭めたり
  • 行動を制限したり
  • 冷静な判断ができなくなったり

といった「弊害」も出てきます。

数値化もできないので、実に厄介なものなのです。

 

2) 何もない自分を「認める」

  • 自分は特別だ
  • 唯一無二の存在だ

そんな思いをいち早く捨ててしまうのが、藤森さんの生存戦略だったそうです。

「プライドを捨てる」という言い方もできますが、捨てるようなプライドをそもそも持っていないということでもあります。

「自分は何も持っていない、空っぽだ」ということを”認める”のが第一歩です

 

要約②:人に頼る【おんぶに抱っこ】

1) ひとりでできることなんてない

プライドレスな藤森さんの生存戦略は「人に頼る」ことでした。

なぜなら、人は自分ひとりでは何もできないから

  • 神輿の上に乗せてもらえるのは
  • 神輿を担いでくれる人達のおかげ

自分の経験値が上がるほど、それが絶対的な真理であると実感したそうです。

 

2) 自分でできることはできる限りやってから

人を頼るにしても、前提としてしなくちゃいけないのが「自力でできることはできる限りやってから」ということ。

その過程があって初めて「あなたに頼りたい」という姿勢に説得力が生まれます。

何事も「自分の力だけで解決しよう」なんて思う必要はありません。

 

3) 学ぶ姿勢を忘れない

褒められても調子に乗らず、つねに「素人なので学ばせていただきます」という気持ちでいるよう心掛けているそうです。

謙虚にしつつ全力で食らいつこうと努力している人間を冷たくあしらう人はいません。

もちろん、後輩からも積極的に学びます。

  • 新しいものを生み出すのも
  • 時代をつくるのも若い世代なので
  • 彼らの考えを取り入れてしまえばいい
これもプライドレスだからこそできることですね。

 

要約③:人間関係の攻略法

1) 人の顔色は大いに窺う

プライドレスで人に頼りながら生きてくためには、「人の見極め」が死活問題です。

人との関わりや距離感をいつも気にしていると、初対面でどんな人かだいたい分かるようになってきます。

この現場では自分にどんなことが求められているのか

周りの人の顔色からそれを読み取るのが仕事の第一歩なんだそうです。

 

2) ソリが合わない人とは距離をとる

「どうもこの人とは相性が悪そう・・。」

そう思った場合、大抵は相手も同じように感じているものなので「できる限り近寄らない」に限ります。

取り繕ったところで、いつか無理が生じてしまうのがオチです。

 

とはいえ、なかなかそう都合よく行かないのも現実ですが、

  • 精神的負担になるリスクは減らしつつ
  • 自分の居場所の環境整備に注力する

というのが藤森さんのスタンス。

闘って打ち勝つ!という勇ましさだけが唯一の正解ではないのです。

 

3) とにかく褒める

自分のコンプレックスを笑い変えるのは王道のひとつですが、下積み時代の苦労話などがないオリエタルラジオはそれを捨てざるを得ませんでした。

逆に、相手を立てたり褒めたりして「場を楽しくする芸風」を目指します

  • あっちゃんカッコいい〜!
  • 君かわうぃ〜ね!
ギャグにもそれが現れてますね。

「Take」ではなく「Give」を心がけると、巡り巡って自分に返ってくるものだと藤森さんは述べています。

 

 

『PRIDELESS(プライドレス)』の感想

売れっ子芸能人ともなると、

  • 類まれな才能を持ち
  • 圧倒的なオーラを放ち
  • 別世界にいる遠い存在

そんな「選ばし者」のイメージを抱きがちですが、藤森さんの歴史を垣間見ると「考えてることって自分とあんま変わんないんだな」と、いい意味で親近感が持てました。

これといって誇れるもののない人間が、集団の中でどうやって生き残っていくか、という「生存戦略」におけるひとつの成功例が学べる1冊になってます。

 

急に吉本興業退所を発表して話題になったオリエタルラジオですが、

  • ふたりがどう出会って
  • どういう関係性で
  • どうやって現在に至るのか

というストーリーも、とても目を惹く内容でした。

 

 

『PRIDELESS(プライドレス)』とあわせて読みたいオススメ本3選

①『超雑談力』(五百田達成)

  • 微妙な間柄の人と
  • 適当な話で
  • なんとなく親しくなる

雑談とは、そんな「第3の会話」であると著者の五百田さんは言います。

人に頼る、徹底的に褒める、という藤森さんのスタンスは雑談にもってこいのスキルではないでしょうか。

 

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②『嫌われる勇気』(岸見一郎/古賀史健)

超ロングセラーなので読んだ方も多いかもしれません。

「人の悩みはすべて人間関係」という点は、藤森さんが言ってたことと全く一緒です。

アドラー心理学を哲人と青年の対話形式で分かりやすく理解でき、対人関係のあり方について考えさせられる部分がたくさんあります。

「人は他者の期待を満たすために生きてるわけではない」というアドラーの考え方には、プライドレスとはまた違った面白みがあるはずです。

 

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③『反応しない練習』(草薙龍瞬)

プライドレスな生き方を知ったものの、「自分には何もない・・。」という思いに苦しむ時期もあるかもしれません。

あらゆる悩みや苦しみは「心の反応」から始まると言われています。

すべての悩みの根本を解決するために必要なのは、ムダな反応をしないこと

本書は古代インドの賢者ブッダの教えをもとに、”ムダに反応しない生き方”を考えていきます。

 

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まとめ:プライドレスはストレス社会の処方箋!?

まとめます。

  • 特別でない自分を”認める”ことが第一歩
  • 人に頼りつつ学んでいけばいい
  • Giveし続ければ巡り巡って返ってくる

 

「この人すごいなぁ・・。」

どんな業界でも、そう思える人は何人かいるんじゃないでしょうか?

  • そういうスゴイ人を目指すのではなく
  • スゴイ人に接近しつつ
  • スゴイ人がつくる波に乗っかる

ストレスフルな社会では、そんなプライドレスな生き方こそが処方箋になるのかもしれませんね

 

特別ではない人間の生存戦略を学びたい方は、いちど本書を手にとってみることをオススメします。

 

今回は以上です。

 

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