この記事で分かること
- 集中力を強化するライフハックが分かる
- 仕事の生産性を上げるライフハックが分かる
- 学び、自らを高めるライフハックが分かる
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それでは見ていきましょう。
もくじ
『天才たちのライフハック』の基本情報
まずは『天才たちのライフハック』の基本情報について見ていきます。
書名 :1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック
著者 :許 成準
出版月:2019/4/14
出版社:すばる舎
定価 :¥1,540 (税込)
著者である許成準さんのプロフィールはコチラ。
2000年、KAIST(国立韓国科学技術院)大学院修了(工学修士)。ゲーム製作、VRシステム製作、インスタレーションアートなど、様々なプロジェクトに携わった経験から、組織作り・リーダーシップを研究するようになり、ビジネス・リーダーシップ関連の著作を多数執筆。主な著書として、累計10万部を突破した『超訳 孫子の兵法』などがある。
-Amazon著者情報より抜粋-
圧倒的な成功を収めた”天才”たちと、私たち一般人の違いはどこにあるのか?
- 先天的な才能?
- 後天的な能力?
- 運?
どれも必要な要素ではありますが、後天的能力を左右するもっとも有力な要素が「習慣」と言われています。
『天才たちのライフハック』の要約
それでは、『天才たちのライフハック』の内容を3つのパートに分けて要約していきます。
- 集中力を強化するライフハック
- 仕事の生産性を上げるライフハック
- 学び、自らを高めるライフハック
順番に見ていきましょう。
要約①:集中力を強化するライフハック
1) 自分の残り寿命を確認する -パトリック・コリンソン-
アイルランド出身のコリンソン兄弟は、シリコンバレー史上最年少で億万長者になった企業家。
コリンソン兄弟の生活でもっとも興味深いのが時間を節約する習慣です。
80歳まで生きると仮定して、人生の残り時間がパトリックの自宅PCのモニターにカウントダウンされています。
残り時間を見ながら、時間を大切にする意識を強くする習慣があったからこそ、若くして億万長者になれたのかもしれません。
またつまらないスマホゲームに時間を使ってしまった・・、となりがちな人は、一度試してみるといいかもしれませんね。
2) 立って働く -アーネスト・ヘミングウェイ-
ヘミングウェイは1954年にノーベル文学賞を受賞したアメリカの小説家です。
彼の小説は、短い文章で客観的な事実だけを書くドライなスタイルが特徴ですが、それが読者の想像力を刺激します。
簡潔な文体を追求するためにヘミングウェイが習慣にしていたのが「立って書く」ということ。
なぜなら、座って書くとどうしてものんびりしてしまい、一文も長くなりがちだから。
多くの研修で、立って働くと脳が活性化され集中力が高まると言われています。
さらに動脈硬化や心筋梗塞のリスクも低下するそうです。
シリコンバレーもこの効果に着目し、スタンディングデスクを導入する企業が増えつつあります。
3) あえて、うるさいところで考える -フォン・ノイマン-
現在、私たちが当たり前に触れている「ハードとソフトの分離」の概念はノイマンによってつくられたものです。
一般的に、学者というのは静かな部屋で黙々と研究に没頭しているイメージがありますが、ノイマンの場合はうるさい音楽や騒々しい場所が大好きでした。
わざわざナイトクラブに紙と鉛筆を持っていったこともあるようです。
ノイマンの存在は、静かな場所で働くことだけが正解ではないと教えてくれます。
- カフェのざわめき
- 森や海の音
- 雨が降る音
などなど、現代では「ホワイトノイズ」と呼ばれ、専門のウェブサイトやYouTubeチャンネルも数多く存在します。
そもそも、完全に無音の場所など存在しません。
ホワイトノイズの中で考える習慣は、働く環境を取り巻く「音」への耐性をつける訓練にもなるわけです。
要約②:仕事の生産性を上げるライフハック
1) 苦労をせずに結果を出す方法を考える -鳥山明-
漫画家・鳥山明はいつも仕事を簡単に終える方法を考えていたらしく、その姿勢は代表作『ドランゴンボール』の中にも垣間見ることができます。
- 戦闘場所がたいてい荒野
→建物などを書く手間が省ける - 超サイヤ人
→髪を黒く塗る手間が省ける - 精神と時の部屋
→背景を書く手間が省ける
もちろん、鳥山明が怠け者という話ではありません。
大事なのは、最小の努力で最大の成果を出す方法を模索すること。
努力や勤勉も大切ですが、それが全てではないことを学べるエピソードではないでしょうか。
2) 寝る前に次の日の仕事を始める -デミス・ハサビス-
囲碁で人間に勝利した人工知能「AlphaGo」の開発者であるハサビスは、夜寝る前に翌日の仕事に少しだけ手をつける習慣を持っています。
ある研究によると、何かを考えている途中で寝ると起床後にそれを解決しやすくなるそうです。
朝出勤して「いったい何から手をつけようか・・」とげんなりした経験は誰でもあるはず。
そうならないためにも、寝る前に少しだけ明日の仕事のことを考えてみましょう。
翌朝へ向けて「仕事の連続性」が高まり、モチベーションを高める効果が期待できます。
3) 相手を言い負かす技術を知っておく -ショーペンハウエル-
論争は社会生活を送っていれば誰でも経験することです。
正しい主張をしているにも関わらず、論争の技術不足で負けるのは避けたいところ。
ドイツの哲学者・ショーペンハウエルは相手との論争に勝つための技術を集める習慣を持っていました。
その一部を見てみましょう。
- 相手の意見を利用する
→日本を批判している人に「ではあなたは日本から出ていなないんですか?」と言い返す - 相手の主張を拡大解釈する
→仮想通貨を否定してる人に「新技術を全否定していたら社会はどう発展するんですか?」と言い返す - 相手の主張をカテゴライズする
→「それは感情論ですね」などと相手の主張が偏見に基づいていると見せかける - 論争の進行を邪魔して話題を逸らす
→「それは枝葉の問題だから、核心について話しましょう」と負けを認めず土俵を変える - 理性ではなく権威にアピールする
→「アインシュタインいわく・・」など偉人の言動を引き合いに出す
「ずるい」技法ばかりかもしれませんが、
- 自分の利益のために悪用するのではなく
- 自分の正しい主張が無下にされないために
知っておいて損はないテクニックではにでしょうか。
何より、これらの技法を知っていればそれを使ってくる相手に対抗しやすくなりますね。
要約③:学び、自らを高めるライフハック
1) 仕組みは極限まで簡略化する -ジェフ・ベゾス-
Amazonが今日のように成長できたのは、顧客の不満を最小限に抑える努力を怠らなかったことが大きいと言われています。
ベゾスは自分のメールアドレスを一般公開しており、ユーザーからの意見や抗議に目を通し、重要だと判断したメールは担当者に転送する習慣を持っていました。
メールを受け取った社員は、一刻も早く問題解決のロードマップを作成し返事しなくてはいけません。
ベゾスの習慣が優れているのは、顧客のクレームを即処理する仕組みを極限まで簡単にしたこと。
2) 毎朝15分を将来に投資する -サティア・ナデラ-
言うまでもなく、MicrosoftのCEOというのはとても忙しい職種で、ひとりの時間などないに等しいかもしれません。
そのためナデラは、出勤前の時間を最大限に活用する習慣を持っていました。
- ランニングマシンで30分ほど体を動かし
- 15分間はオンライン講座で新しい知識を習得する
IT企業のトップは、最新テクノロジーについて勉強し続けなければいけません。
私たちはつい「時間がない」と言い訳しがちですが、朝の15分を将来に投資できることはナデラが照明しています。
投資した資産は、利息がついて将来の自分に返ってくるでしょう。
3) 時と場所を選ばず読書する -ナポレオン・ボナパルト-
ナポレオンの優れた用兵術は膨大な読書量によって養われたものでした。
遠征するときも戦場に大量の本を持っていったそうです。
ナポレオンの功績として大きいのが、今日の民主主義体系の基盤ともなる「ナポレオン法典」を公布したこと。
- 所有権
- 契約の自由の原則
- 過失責任主義
などを定義した最初の近代的な法体系です。
このような功績も、読書習慣なくしては生まれ得なかったはず。
読書が天才を生み、天才が歴史を変えるのです。
僕のような凡人は、歴史を変えるのは難しいかもしれませんが、自分の人生くらいは読書によって変えることができるかもしれません。
『天才たちのライフハック』とあわせて読みたいオススメ本3選
① 『やり抜く人の9つの習慣』(ハイディ・グラント・ハルバーソン)
目標に向かってやり抜ける人は、才能があるからではなく、ある種の思考や行動によって自らを成功に導いている。
そう著者は主張します。
その思考や行動は「当たり前」に思えるものかもしれませんが、
- 「当たり前でカンタンに実行できること」と
- 「誰もが当たり前に実行していること」は
決してイコールではありません。
-
『やり抜く人の9つの習慣』の要約・感想【コンパクトなお宝本】
②『頭を鍛える5つの習慣』(水上 颯)
- 現役東大医学部生
- 孫正義育英財団財団生
- 『東大王』リーダー
まさしく「天才」「異才」という印象を抱きますが、著者は『才能ではなく習慣でここまできた』と述べています。
頭を鍛える5つの習慣
- 勉強の習慣
- 読書の習慣
- 記憶の習慣
- 時間の習慣
- アウトプットの習慣
現代の日本の天才の習慣を紐解いていきます。
-
『頭を鍛える5つの習慣』の要約【東大クイズ王の知的生活実践法】
③『ヤバい集中力』(鈴木祐)
人生の成功にもっとも必要なのは、頭の良さではなく「目先の欲望に負けずに大事なことにコツコツ取り組める能力」であると言われてます。
要するに「集中力」ですね。
人間の心はいつも獣(本能)と調教師(理性)がぶつかり合っています。
獣をうまく乗りこなして高い集中力を発揮する方法を学べる1冊です。
-
『ヤバい集中力』の要約・感想【なぜゲームには集中できるのか?】
まとめ:
まとめます。
集中力を強化するライフハック
- 自分の残り寿命を確認する
→人生の残り時間をカウントダウンする - 立って働く
→脳が活性化され集中力が高まる - あえて、うるさいところで考える
→静かな場所で働くことだけが正解ではない
仕事の生産性を上げるライフハック
- 苦労をせずに結果を出す方法を考える
→最小の努力で最大の成果を - 寝る前に次の日の仕事を始める
→考えている途中で寝ると起床後に解決しやすくなる - 相手を言い負かす技術を知っておく
→自分の正しい主張が無下にされないために
学び、自らを高めるライフハック
- 仕組みは極限まで簡略化する
→習慣は簡単なほど定着に有利 - 毎朝15分を将来に投資する
→出勤前の時間を活用する - 時と場所を選ばず読書する
→読書が天才を生み、天才が歴史を変える
テレビゲームには、武器や体力が無限になったりする「チートキー」という隠し機能が存在します。
人生にはチートキーのような簡単な裏技は存在しませんが、成功するためのコツを習慣として日々実践できれば、やがては他の人と大きな差が開くはず。
この記事で紹介したライフハックはほんの一部です。本書では全88人の天才から習慣を学ぶことができます。
天才たちのライフハックを自分にインストールしてみたい方は、いちど本書を手にとってみることをオススメします。
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今回は以上です。