教養・哲学

『反応しない練習』の要約・感想【合理的で実用的なブッダの思考法】

『反応しない練習』の要約・感想【合理的で実用的なブッダの思考法】

 

『反応しない練習』の要約・感想が知りたい。
あらゆる悩みの根本を知りたい。
そんな疑問に答える記事です。

 

この記事で分かること

  • 『反応しない練習』の要約・感想が分かる
  • 苦しみを生む7つの「求める心」が分かる
  • ムダに「判断しない」方法が分かる
  • 他人の目を気にしない方法が分かる

 

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それでは見ていきましょう。

 

 

『反応しない練習』の基本情報【賢者ブッダの教え】

 

まずは『反応しない練習』の基本情報について見ていきます。

書名 :反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
著者 :草薙龍瞬
出版月:2015/7/31
出版社:KADOKAWA/中経出版
定価 :¥1,404 (税込)

 

著者である草薙龍瞬さんのプロフィールはコチラです。

僧侶、興道の里代表。1969年、奈良県生まれ。中学中退後、16歳で家出・上京。放浪ののち、大検(高認)を経て東大法学部卒業。政策シンクタンクなどで働きながら「生き方」を探求しつづけ、インド仏教指導僧・佐々井秀嶺師のもとで得度出家。ミャンマー国立仏教大学、タイの僧院に留学。現在、インドで仏教徒とともに社会改善NGOと幼稚園を運営するほか、日本では宗派に属さず、実用的な仏教の「本質」を、仕事や人間関係、生き方全般にわたって伝える活動をしている。

-Amazon著者紹介情報より抜粋-

 

あらゆる悩みは「心の反応」から始まっています。

心がつい動いてしまうことが悩みを作り出しているということ。

すべての悩みの根本を解決するには、「ムダな反応をしないこと」です。

本書は、古代インドの賢者ブッダの教えをもとに、ムダに反応しない生き方を考えていきます。

 

 

『反応しない練習』の要約【ムダに求めない】

 

それでは、『反応しない練習』の内容を3つのパートに分けて要約していきます。

  1. 反応する前に、まず理解する
  2. 判断するのはムダ
  3. 他人の目から自由になる

順番に見ていきましょう。

 

要約①:反応する前に、まず理解する

ブッダの考え方は、日ごろの悩みを「理解する」ことから始まります。

 

1) 悩みの原因は「心の反応」

  • 漠然とした不安を感じる
  • なんとなく満たされない

このままでいいのか?と思いつつも、多くの人は「悩みの正体」がわからずにいます。

 

ブッダは、人間の悩みを「8つの苦しみ」として表現しました。

8つの苦しみ

  1. 生きること
  2. 老いること
  3. 病にかかること
  4. 死ぬこと
  5. 厭わしい者と出会うこと
  6. 愛する人と別れること
  7. 求めるものを得られないこと
  8. ままならない人間の心

 

ブッダの考え方の特色は、”人生に悩みはつきものなのだ”という現実を最初に受け入れることにあります。

「ある」ものを「ある」と理解することで、思考を一歩進めることができるわけです。

 

2) 苦しみをもたらすのは7つの「求める心」

「悩み(苦しみ)はつきもの」ということを理解したら、次に考えるのは「この苦しみの正体は?」という点です。

 

ブッダは「苦しみをもたらしているのは快(喜び)を”求める心”にある」と考えました。

そして、求める心は「7つの欲求」に枝分かれします。

7つの欲求

  1. 生存欲(生きたい)
  2. 睡眠欲(眠りたい)
  3. 食欲(食べたい)
  4. 性欲(交わりたい)
  5. 怠惰欲(ラクしたい)
  6. 感楽欲(感覚の快楽を味わいたい)
  7. 承認欲(認められたい)

 

つまり、人間の人生とは次のようなサイクルを繰り返すことなのです。

  • 求める心が「7つの欲求」を生み
  • その欲求から”心が反応”して
  • 時には欲求を満たす喜びになり
  • 時には欲求がかなわない不満になる

 

3) 心の状態を理解する3つの方法

苦しみに反応せず理解するには、「心の状態を見る」という習慣が必要です。

 

本書では心の状態を理解する3つの方法を紹介しています。

  1. ココロの状態を”言葉で”確認する
    →言葉にすることで反応から抜け出せる
  2. カラダの感覚を意識する
    →心が静まり、深い集中が可能になる
  3. アタマの中を分類する
    →貪欲、怒り、妄想の3つに分類する

 

①&②は、現代では「マインドフルネス」とも言われてますね。

 

要約②:判断するのはムダ

1) なぜ「判断」してしまうのか

人は「判断する」ことでムダに悩んでしまいがちです。

判断とは、

  • この仕事に意味があるとかないとか
  • 自分はアイツより優れてるとか劣ってるとか
  • あの人は「いい人」とか「悪い人」とか

こうした「判断」が不満や憂鬱など多くの悩みを作り出します。

 

ではなぜ人はすぐ「判断」してしまうのでしょうか?

著者は2つの理由を指摘しています。

  1. 判断すること自体が気持ちいい
  2. 判断すると認められた気分になれる

 

2) 「慢」というビョーキに注意

  • 自分は正しい
  • 自分は優れている

といった”肯定し過ぎる判断”を仏教では「慢」と呼ぶそうです。

慢心・傲慢・自慢・驕慢・高慢・暴慢などなど

 

人はみな少なからず「自分の考えが正しい」と思っています。

それが正しいのか間違っているのか、ブッダの考えは「真実であり、有益であるか」が基準です。

 

とはいえ、人間の考える多くの判断は真実でも有益でもありません。

  • 判断ゆえの快楽と
  • 承認欲を満たすための

ただの「ヒマつぶし」です。

この2つの理由は「慢」の正体そのもの。

 

3) 「判断」をしない3つの方法

では判断しないことを実践方法を3つ紹介します。

 

① 「あ、いま判断した」と気づく

ひとつ目はシンプルに「判断に気づく」ということ

  • アイツ嫌い
  • 自分はダメ人間

といった思いがよぎったら、「あ、いま判断した」と気づきましょう。

雑談で誰かの人物評になったときには「まぁ判断にすぎないけどね・・。」といった”気づき言葉”を入れるのも有効です。

 

② 「人は人、自分は自分」と考える

世の中は、判断好きな人に溢れています。

噂話なんて判断のオンパレードです。

周りに合わせていたら、いつまでも判断から抜け出せません。

判断から足を洗うには、「人は人、自分は自分」と明確な境界線を引く必要があります。

  • 自分の心は自分で選んで決める
  • つねに自由に独立して考える

というのもブッダの思考法です。

 

③ いっそのこと「素直になる」

「自分は正しい」という思いなんて、結局は小さな自己満足に過ぎません。

「正しい自分」よりも「素直な自分」の方がよっぽど魅力的なのです。

 

そのためには、「私は”慢”というビョーキにかかってました」と素直に認めることから始めましょう。

別に周りに宣言しなくても、「自分の中の誓い」として立てるだけ大丈夫です。

 

要約③:他人の目から自由になる

他人の目が気になる正体は「承認欲」です。

  • 「認められたい」という欲求から
  • 「どう見られてるのか」が気になる

いわば、「承認欲が作り出す妄想」なのです。

 

妄想への対処をするうえで、知っておくべきことが2つあります。

  • 妄想はキリがない
  • 妄想は確かめる術がない

 

まずは、自分のことに集中しつつ妄想グセをなくすのが最優先です。

とはいえ、自分のことにトコトン集中するのが一番合理的と分かってはいても、つい他人のことが気になってしまうもの。

特に「つい他人と比べてしまう」」のは多くの悩みの種です。

 

比較するのは、「自分の方がマシ」という承認欲を満たして安心したいということです。

なぜなら、自己肯定感に溢れていて他人に認められたいと思ってなければ「比較」という思考にならないから。

 

他人との比較には3つの不合理性があります。

  1. バーチャルな妄想なので手応え(実感)がない
  2. 比較しても自分の状況は変わらず安心できない
  3. 完全勝利は不可能なので常に不満が残る

 

承認欲を満たしたいなら、「比較」ではなく「努力」へ力を注ぐべきなのです。

 

 

『反応しない練習』の感想【人は人、自分は自分】

 

反応するかしないかは、結局のところ

  • 人は人
  • 自分は自分

という考えをどれだけ保てるか、にかかっていると思いました。

 

僕は運転中に、マナーが悪かったり自己中な車に遭遇するとイラッとしてしまうことが多かったんですが、そういう場面で「人は人」「あ、いま判断してる」と思って反応しないようにしています。

収入の2割くらいは税金で持ってかれるのが当たり前なように、人間の何割かは「変な人」がいるのが当たり前と割り切って考えると、あまり気にならなくなりますね。。

 

 

『反応しない練習』とあわせて読みたいオススメ本3選

①『嫌われる勇気』(岸見一郎/古賀史健)

 

超ロングセラーなので読んだ方も多いかもしれません。

アドラー心理学を哲人と青年の対話形式で分かりやすく理解でき、「承認欲から多くの苦しみが生まれる」というブッダの考えと共通する部分が多い内容です。

「人は他者の期待を満たすために生きてるわけではない」というアドラーの考え方には個人的に強く共感します。

 

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②『幸せになる勇気』(岸見一郎/古賀史健)

 

「嫌われる勇気」の続編です。

  • 『嫌われる勇気』がアドラー心理学の”地図”ならば
  • 『幸せになる勇気』は”コンパス

著者の岸見一郎先生はそう述べています。

過去ではなく未来に目を向けることの大切さを学べる一冊です。

 

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③『究極のマインドフルネス』(メンタリストDaiGo)

 

メンタリストDaiGoさんの人気著書です。

心の状態を「理解する」ためのブッダの考え方は、現代のマインドフルネスに通じています。

 

自分を変える一歩を踏み出すカギとなるのは「マインドフルネス」と「瞑想」です。

マインドフルネスとは『気づき』のことであり、それを強化してくれるのが瞑想だと本書では定義しています。

 

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まとめ:ブッダの考えは現代にも通じる

まとめます。

  • 悩みは7つの欲求による「求める心」から生まれる
  • ”慢”からくる「判断」が多くの悩みを作り出す
  • 他人の目は妄想でありキリがなく確かめられない

 

「原始仏教」というと、多くの人が”宗教”的なイメージを抱きがちですが、実際は

  • 実用的で
  • 合理的な

現代にも通じる「考え方」なのでした。

 

反応しない技術を身につけて悩みから解放されたい方は、いちど本書を手にとってみることをオススメします。

 

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今回は以上です。

 

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