


この記事で分かること
- 『究極のマインドフルネス』の要約・感想が分かる
- 漠然とした不安との向き合い方が分かる
- 瞑想・呼吸のコツが分かる
自分を変える一歩を踏み出すカギとなるのが「マインドフルネス」と「瞑想」です。
マインドフルネスとは『気づき』のことであり、それを強化してくれるのが瞑想だと本書では定義しています。

『究極のマインドフルネス』はこんな方におすすめ
- 漠然とした不安や悩みを抱きがちな方
- 努力が実を結ばないと悩んでる方
- 他者と自分を比べがちな方
- マインドフルネス瞑想に興味がある方
AmazonのオーディオブックAudibleの無料体験で聴くこともできるので、フルで楽しみたい方はどうぞ。
それでは行ってみましょう。
もくじ
『究極のマインドフルネス』の基本情報
まずは『究極のマインドフルネス』の基本情報について見ていきます。
書名 :自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス
著者 :メンタリストDaiGo
出版月:2020/8/21
出版社:PHP研究所
定価 :¥1,540 (税込)
ご存じの方も多いでしょうが、著者であるメンタリストDaiGoさんのプロフィールはコチラです。
著書累計は200万部突破、大学教授、企業顧問、慶応卒 、英国のメンタリズムを日本に初めて紹介。心理学を応用し、ITサービスから遺伝子検査まで開発したりしています。
実際は2匹の愛猫と一緒に、月300冊の本を読むただの本の虫。
-Amazon著者ページより抜粋-
YouTubeも登録者200万人越えの超人気チャンネルです。
物事をありのまま見ることで、
- 本質に気づき心の平穏につながり
- 共感能力が高まり人のために行動でき
- 自分自身も幸せになりストレスから解放される
それを可能にするのがマインドフルネスということです。
では本書の要約を見ていきましょう。
『究極のマインドフルネス』の要約まとめ【不安をなくすには・・】
では本書の内容を僕なりに以下4つに分けて要約したいと思います。
- 反芻思考をやめて無駄に悩まない
- 漠然とした不安とどう向き合うか
- 変えられるものに注力しよう
- 瞑想は脳の筋トレ
ひとつずつ見ていきましょう。
要約①:反芻思考をやめて無駄に悩まない
過去を引きずってくよくよ悩んでしまう思考を反芻(はんすう)思考と言います。
反芻思考が強くなると
- 自分の好きなことやいいところを見失ったり
- 自分のやりたいことに時間を使えなかったり
- 集中力が低下し失敗につながったり
様々なデメリットが生じます。
なお本書では、反芻思考への対策として以下の2つを紹介しています。
反芻思考への対策
- 自然の中を歩く
- 自分を客観的に見る
要約②:漠然とした不安とどう向き合うか
- 人間の脳はシングルタスクなのに
- スマホ依存などでマルチタスクを強いられている
これが漠然とした不安の正体だと本書では語られています。
まずはひとつの事(シングルタスク)に集中する時間を増やすことが重要だそうです。
とはいえ、人間は不幸や不安を感じやすい生き物。
先行き不透明な現代を生きるのに必要なのは「根拠のない自信」です。
自信とは「自分の力で未来を変えることができると信じる力」だと本書では定義しています。
- 根拠がなくてもいいから自信があればチャレンジできる。
- たとえ失敗しても失敗から多くを学べる
- 失敗を楽しめるくらいのメンタルがあるといい
そもそも、成功している人は失敗もたくさんしているものです。
この話を読んでる時、イタリアサッカー界の至宝:ロベルト・バッジオ選手のあの名言を思い出しました。
- PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ -


なんて方もいるはずですが、行動を変えていくと性格も変わるとDaiGoさんは言います。
おすすめのチャレンジが筋トレです。
なぜなら筋トレは正しく継続すれば必ず結果が出て自信につながるから。
要約③:変えられるものに注力しよう
行動を変えて努力してるのになかなか報われない...
そう嘆く人は多いが、ありがちなのは「努力至上主義」になってしまうこと。
努力そのものを否定しているわけではありませんが、変えられないものに力を注いでも疲弊するだけ。
- 環境や他人を変えるのはほぼ無理なので
- 変えられないものは受け入れつつ
- 自分のできる範囲で努力する
という考えをするとより生きやすくなるそうです。

要約④:瞑想は脳の筋トレ
最後は瞑想です。1日3分からでもいいので毎日続けることでメンタルに変化が起こるそうです。
本書で述べられていた瞑想のコツ3点を紹介します。
1) 姿勢を正す
おなかを突き出すようなイメージで背筋を伸ばし姿勢をよくします。
そうすると脳に酸素がまわりやすくなり集中力が高まるそうです。
2) 長く呼吸する
1回の呼吸に10秒くらいかけます。
また、吸う時間より吐く時間を長めにしましょう。
3) 注意のコントロール
呼吸中は、肺に空気が入ってくる感覚など何でもいいのでひとつの事に集中するよう意識します。
最初はすぐ気が逸れるはずですが、逸れた注意を戻すことで脳が鍛えられるのだそうです。

忙しい現代人にとっては、数分でも呼吸だけに時間使うってもったいない...と思うかもですが、筋トレのように考えると多少の時間は費やしてもいいかなと思いませんか?
『究極のマインドフルネス』を読んだ感想【気づきがたくさん】
続いて、『究極のマインドフルネス』を読んだ僕の感想を紹介します。
- 「嫉妬」に対する考えが変わった
- 禁煙・禁酒の成功体験が役立ってる?
- 呼吸がメンタルに影響する
- 「積極的無責任」という思考
ひとつずつ解説しますね。
感想①:「嫉妬」に対する考えが変わった
「嫉妬により自分が欲してるものが明確になる」という考えは新しい気づきでした。
なぜなら、嫉妬は自分が欲しいものを相手が持ってるときに起こるものだから。
これからは嫉妬という感情を”自分が成長するためのキッカケ”と前向きに捉えられます。
感想②:禁煙・禁酒の成功体験が役立ってる?
僕はわりと「根拠のない自信」を持ててる方だと思ってます。

とはいえ、僕の場合は禁煙・禁酒の成功体験が「根拠のない自信」の原動力につながってると勝手に思ってます。
”やればできる”の体験を積むことって重要だなと実感しました。
感想③:呼吸がメンタルに影響する
瞑想もそうですが、本書では「呼吸」がもたらす心理的作用について分かりやすく記されています。
個人的になるほど!と思ったのは、
- 吸う → 交感神経が働いて緊張する
- 吐く → 副交感神経が働いてリラックスする
ということ。
これからは、仕事前など気を引き締めたいときは「吸う」ことに、緊張を和らげたいときは「吐く」ことに重点を置いて呼吸しようと思いました。
感想④:「積極的無責任」という思考
大きな目標を成し遂げるには余計な業務に関わっている時間はありません。
自分のやりたい事に集中するためには、敢えて無責任になること(積極的無責任)も必要だと本書では述べられています。
ホントにその通りだなと思いました。
職場でもいわゆる「いい人」ってけっこう損してるように見えませんか?

まとめ:自分を操りつつ不安をなくそう
今回は、メンタリストDaiGoさんの著書『究極のマインドフルネス』の要約・感想をお送りしましたがいかがでしたでしょうか。
DaiGoさんの本は、心理学を我々の日常生活のあるあるで例えて解説してくれるので非常に分かりやすいです。
とはいえ、本書を読んだだけでひとつも行動に移さないと何の意味もありません。
急に無責任になれ!というのはハードルが高いかもですが、
- 変えられないものについて無駄に悩まない
- 努力は自分で変えられるものに注ぐ
- 毎日少しでいいから瞑想を取り入れる
こういった事ならすぐにでも実践できるんじゃないでしょうか。
一応、僕もアップルウォッチを使って瞑想(呼吸)を実践中です。
悩みを軽くしたい方は本書をいちど手に取ってみることをオススメします。
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【聴く読書】Audible(オーディブル)ってどんなサービス?
今回は以上です。