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それでは見ていきましょう。
もくじ
『僕がウォール街で学んだ勝利の投資術』の基本情報
まずは『僕がウォール街で学んだ勝利の投資術』の基本情報について見ていきます。
書名 :僕がウォール街で学んだ勝利の投資術
著者 :高橋ダン
出版月:2020/12/1
出版社:KADOKAWA
定価 :¥1,400 (税込)
著者である高橋ダンさんのプロフィールはコチラ。
東京都生まれ。米コーネル大卒業後、モルガン・スタンレー、ファースト・ニューヨークでアナリスト、資金運用責任者として働く。26歳でヘッジファンドを設立、30歳で会社を売却後シンガポールに移住。現在、インドネシア、ベトナムなどで金属取引や不動産開発の会社を経営する傍ら、日本の起業家を応援するため、2020年1月からYoutubeで動画投稿を開始。毎日の金融トピックスだけでなく、株や商品のチャートの読み方などをグローバルな視点で解説。現在、チャンネル登録数26.5万、Twitterフォロワー3.5万。
-Amazon著者情報より抜粋-
世界経済の中心地・ウォール街で鍛えられた著者が、投資において最も重要と確認しているのが「投資には規律が必要」ということ。
そして、規律を守ることが得意な日本人は投資に向いていると主張します。

『僕がウォール街で学んだ勝利の投資術』の要約
この記事では、著者がウォール街で学んだ「億り人になるための8つの法則」について見ていきます。
億り人になるための8つの法則
- 投資をリスクと捉えるのをやめる
- 茹でガエルからの脱却。目を覚ませ
- 戦略を分ける。「長期積み立て」と「短期投資」
- 「シャープレシオ」を意識する
- 日本人の規律正しさを活かす
- 失敗は避けるのではなく、乗り越える
- メンタルエネルギーの使い方をマスターする
- 過去の実績に縛られない。未来を予測しない
ひとつずつ解説しますね。
法則①:投資をリスクと捉えるのをやめる
日本人には「投資=ギャンブル」というイメージを持つ人が少なくありませんが、投資はギャンブルではありません。
現金や預金は安全という考えもありますが、ハイパーインフレが起こって1万円の価値が1円くらいになる可能性もゼロではないので、「現金や預金はリスクが小さい」ということに過ぎないのです。
現金や預金はリスクを避けるために選ぶものではなく、インフレにならないことにかける一種の投資です。
日本は長いことデフレが続いてるので実感しずらいかもしれませんが、世界全体で見れば経済は成長し物価は上昇し続けてます。
もちろん投資にリスクはありますが、リスクの大きさはある程度コントロール可能です。
法則②:茹でガエルからの脱却。目を覚ませ
日本人が投資に消極的なのは、日本の経済状況も影響しているはずです。
- 売上が上がらない
- 給料も上がらない
- 物価も上がらない
このような状況に慣れて茹でガエルになる前に目を覚ます必要があると著者は主張します。
日本の物価が上がってなくても、世界には成長性の高い国も多く、投資でリターンを得ることは十分可能です。
多くの日本人は、海外の経済状況に鈍感です。
- 世界はどのくらい成長していて
- 日本はどのくらい遅れをとっているのか
目を覚まして投資のスキルを磨く必要がありそうです。
法則③:戦略を分ける。「長期積み立て」と「短期投資」
著者の投資戦略の大きな柱は、
- 資金の7〜9割を「長期積み立て」
- 1〜3割を「短期投資」する
というもの。
まずは給料の一部で積み立て投資を行います。
一度にまとまった額を投資したり、安い時を狙って買うわけではなく、定期的に淡々と積み立てつつ、将来お金が必要になったときに売却するスタンスです。
とはいえ、金融ショック時にはいくら投資先を多様化していても長期積み立て資産が一時的に値下がりしてしまいます。
そんな時に短期投資と組み合わせることで値下がりをカバーするのが狙いです。
法則④:「シャープレシオ」を意識する
投資は「どれだけお金を増やせるか」という点に注目しがちですが、実はそれ以上に重要なのが「シャープレシオ」です。
シャープレシオとは、一定のリスクのもとでどれだけのリターンを得られたかという指標です。
シャープレシオが高いほど、リスクを抑えつつ効率的にリターンをあげたという意味になり、優れた運用であると言えます。
例えば、同じ年10%のリターンであっても
- ±30%くらいすぐに上下する運用と
- 穏やかな値動きの運用では
シャープレシオが全然違いますよね。

シャープレシオを意識する個人投資家が増えれば、日本人の金融リテラシーは世界トップクラスになるかもしれません。
法則⑤:日本人の規律正しさを活かす
現代の日本人は投資に苦手意識を持ちがちですが、それは投資教育や経験の不足によるものであり、ポテンシャルそのものは高いと著者は主張します。
なぜなら、日本人は投資で成功するための重要な要素である「規律性」を持ってるから。
投資に必要な「規律」とは、
- 投資先をどう振り分けるか
- 価格がどうなったら売買するか
など、自分なりのルールを設けつつ、それに従うことです。
とはいえ、ルールを守り続けるのは簡単ではありません。
紙でもデジタルでもいいので「記録」することをオススメしています。
著者は、積み立て買付日や短期取引の内容をGoogleカレンダーに記録しているそうです。
法則⑥:失敗は避けるのではなく、乗り越える
失敗を極端に恐れるのも日本人の特徴ですが、成功するためには、失敗をしてそれを乗り越える必要があります。
なぜなら、どれだけ勉強しても、自分で経験して失敗しないと分からないことがあるから。

そのため、投資で損をしたときは、その原因を探ることが大切です。
- どこで判断を間違えたのか
- どうすれば同じ過ちをしなくなるか
それを繰り返すうちに、成功が増えていくはず。
とはいえ、大きなお金で失敗するのは危険なので、初めは少額で売買するのが基本です。
法則⑦:メンタルエネルギーの使い方をマスターする
投資においては、マインドセットも重要です。
どんなに勉強して自分なりの規律を設ても、感情がコントロールできないと投資の成功は難しくなります。
大事なのは「自信」と「慎重さ」のバランスを取れるようにしておくこと。
投資で失敗する人はお金に対して感情的になりがちで、成功する人はお金を「ただの数字」として捉える傾向があります。
- 去年は少し減った
- 今年は大きく増えた
という感じで、淡々と付き合った方が冷静な判断ができるわけです。
法則⑧:過去の実績に縛られない。未来を予測しない
投資ノウハウは、過去のパフォーマンスを参考に語られがちですが、それは決して未来を約束するものではありません。
過去の実績は、”今後の分析”に使う方がいいでしょう。
「米国株がこれまで年7〜8%で成長しているから米国株に投資する」ではなく、「今までの米国株はこうだった」くらいに考えましょう。
そもそも長期積み立て投資で重要なのは、未来を予測する必要はなく、規律を持って続けていくこと。
また、国内だけでなく海外のニュースにも目を向けることも大切です。
なぜなら、世界が広がると投資の世界も広がり、お金を増やすチャンスが増えるから。
『僕がウォール街で学んだ勝利の投資術』とあわせて読みたいオススメ本3選
①『驚くほどシンプルで一生使える投資の極意』(加藤航介)
- 日本人には日本人に適した投資スタイルがある
- 金融資産と人的資産をトータルで考えるべき
といった視点が他の本とは少し違っていて、なるほどなっ!と思える部分が多い1冊です。
新入社員とメンターの対話形式なので、とても読みやすい仕上がりになってます。
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『驚くほどシンプルで一生使える投資の極意』の要約【日本人向け】
②『米国つみたて投資』(太田創)
資産形成の軸となるのは「長期積み立て」投資です。
「米国つみたて投資」とは、
- 米国の株式指数(NYダウやS&P500)に
- 毎月3万円をつみたて続けて
- 30年後に3000万円つくること
そのための具体的な方法と考え方が学べます。
公的年金に大きな期待ができない現代において、老後資金の自助努力は不可避です。
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『米国つみたて投資』の要約【老後資金3,000万円のつくり方】
③『お金の大学』(両@リベ大学長)
「お金なくして自由なし!」
これが資本主義のリアルです。
経済的自由のベースとなる3つの力の養い方が図解でとても分かりやすく学ぶことができます。
- 貯める力・・支出を減らして貯蓄を増やす
- 稼ぐ力 ・・収入UPで蓄財ペースを上げる
- 増やす力・・投資に回して資産運用する
また、本書は社会保障や税制度の「仕組み」まで噛み砕いて解説してくれます。

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両学長『お金の大学』の要約/感想レビュー【一生モノのマネー教養】
まとめ:投資をしないことがリスク
まとめます。
億り人になるための8つの法則
- 投資をリスクと捉えるのをやめる
→投資はリスクではなく、投資しないことがリスク - 茹でガエルからの脱却。目を覚ませ
→日本は利回りが低すぎるが世界経済は成長している - 戦略を分ける。「長期積み立て」と「短期投資」
→長期をベースに短期でパフォーマンスを上げる - 「シャープレシオ」を意識する
→リスクを抑えてパフォーマンスを上げる - 日本人の規律正しさを活かす
→自分ルールを設け、記録しつつそれに従う - 失敗は避けるのではなく、乗り越える
→失敗にはたくさんの「学び」がある - メンタルエネルギーの使い方をマスターする
→「自信」と「慎重さ」のバランスを取る - 過去の実績に縛られない。未来を予測しない
→過去の実績は”今後の分析”に使う
”億り人になる方法”などと言われると、胡散臭さも感じるかもですが、著者が本書の中で繰り返し主張しているのは「投資はリスクではなく、投資しないことがリスク」ということ。

ある程度の年齢にならないと投資はできないと考える人もいますが、少額でもいいので若いうちからスタートしてみるといいでしょう。
なぜなら長期投資の最大の武器は「時間」だから。
投資において、時間は最高のプレゼントです。
億り人への1歩を踏み出したい方は、いちど本書を手にとってみることをオススメします。
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今回は以上です。