教養・哲学

『執着を手放して「幸せ」になる本』の要約【心の癖を直すレッスン】

『執着を手放して「幸せ」になる本』の要約【心の癖を直すレッスン】

 

『執着を手放して「幸せ」になる本』の要約が知りたい。
人はなぜ「執着」してしまうのか。
そんな疑問に答える記事です。

 

この記事で分かること

  • 執着が及ぼす影響が分かる
  • 執着を映し出す感情が分かる
  • 感情をかたちづくる「思考パターン」が分かる

 

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それではいってみましょう。

 

 

『執着を手放して「幸せ」になる本』の基本情報

まずは『執着を手放して「幸せ」になる本』の基本情報について見ていきます。

書名 :「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本
著者 :根本 裕幸
出版月:2020/3/24
出版社:学研プラス
定価 :¥1,540 (税込)

 

著者である根本裕幸さんのプロフィールはコチラです。

心理カウンセラー。1972年、静岡県生まれ。1997年より神戸メンタルサービス代表・平準司氏に師事。2000年、プロカウンセラーとしてデビュー。以来、20,000本以上のセッションと、年間100本以上のセミナーを行う。夫婦や男女、職場の人間関係の悩みを得意とする。カウンセラーとしてだけでなく、作家、講演家としても活動している。

-Amazon著者情報より抜粋-

 

  • 元カレがずっと忘れなれない
  • お金さえあれば安心
  • 離婚して今の生活を失うのが怖い

一見バラバラな悩みに見えますが、「執着」という点で共通しています。

悩みの根本は「手放したくない」という思い。

本書は、執着がもたらす不利益や、手放すべき感情、その手放し方法について、分かりやすく学べる1冊です。

 

 

『執着を手放して「幸せ」になる本』の要約

 

それでは、『執着を手放して「幸せ」になる本』の内容を3つのパートに分けて要約していきます。

  1. 執着が及ぼす影響
  2. 執着を映し出す感情
  3. 「思考パターン」を手放す

順番に見ていきましょう。

 

要約①:執着が及ぼす影響

1) こだわりと執着は違う

諦めずにこだわるってそんなに悪いことなの?

そう思う人もいるかもですが、心理学では「こだわり」と「執着」は区別します。

  • こだわり・・希望や夢があって前向きな状態
  • 執着・・怖れや不安・悲しみなど苦しい感情

 

そこに「喜び」があるか、「苦しみ」ばかりなのか、という違いですね。

 

2) なぜ執着はよくないのか

執着はなぜ苦しいのでしょうか。

それは、執着によって選択肢が奪われるから。

具体的には、「チャンスを逃す」「幸福感を失う」という2つの弊害を招きます。

 

チャンスを逃す

執着によって選択肢が奪われるのは、それ以外のものが目に入りにくくなるから。

新しいチャンスが目の前に現れても、執着が足を引っ張り、可能性の芽を摘んでしまうのです。

  • 元カレに執着して新しい出会いを逃したり
  • 経済的安定への執着が新規事業のブレーキになったり

もし自分が新しいことに対してなかなか一歩踏み出せないときは、何かに執着しているかもしれません。

 

幸福感を失う

執着した状態では、唯一(と思い込んでる)の選択を失わないようにすることが最優先事項となります

例えば、恋人に執着し過ぎた結果、「その人と一緒にいられる」ことが自分のすべてを縛ることがあります。

そうすると、自分は幸せなのか、喜びを感じているのかが後回しになってしまうのです。

また、恋人を「失わないこと」にエネルギーが向いてしまい、相手の気持ちも考えられなくなります。

 

3) 自分が執着してるのは何か

では、人はいったい何に執着するのでしょうか。

よくあるのは以下のようなケースです。

執着チェックリスト

『執着を手放して「幸せ」になる本』第1章より引用

 

特徴的なのは、

  • 「こうなりたい」ではなく
  • 「こうでなければいけない」とか
  • 「こうであっては困る」

という強い束縛の念です。

「〜しなければ」というのは、執着のサインと言えます。

 

また、執着が引き起こす行動にも、さまざまなカタチが見られます。

  • 極端に突き放す執着
    →お金への執着が散財につながる
  • 複数の事柄への執着
    →夫への執着の裏に義父母や家もある
  • 苦手なものへの執着
    →気が乗らない誘いを断れない
  • 隠された執着
    →不倫ばかりするのは母親への執着
  • ぶり返す種着
    →自分が受けた教育を我が子にも求める

 

要約②:執着を映し出す感情

1) 本当の執着対象は「感情」

執着の対象はあらゆる人やモノですが、それらを手放せば解決するかというと、そうでもありません。

なぜなら、本当に執着してるのは、人やモノに映し出される「感情」だから。

執着が生じる背景には必ずネガティブな強い感情が存在しています。

処理できない感情をどうにかしようとした結果が、執着の対象となる人やモノに映し出されるのです。

 

そのため、ただ単に対象の人やモノを遠ざけても、感情が手放せない限り執着はなくなりません

例えば、モノを捨てられずに「汚部屋」化した人が断捨離してスッキリした部屋になっても、しばらくするとまたモノで溢れ返ることがあります。

このとき、本当に執着してるのは「モノそのもの」ではなく、モノがあることで得られる「安心感」という感情なのです。

モノは「安心感」が映し出されただけ。

 

2) 執着につながる7つの感情

感情①:怖れと不安
  • 将来への不安から、貯金に執着
  • 失業への怖れから、今の職場に執着
  • 孤立する不安から、周囲に合わせることに執着

などなど、身近なものに執着して怖れや不安を回避しようとします。

あれば安心」という感情は不安と表裏一体です。

 

感情②:怒り

裏切り、傷心、攻撃などの被害にあったときの怒りや憎しみによる執着です。

浮気した夫が許せない、といったケースがそうですね。

心理学では怒りを「本当の感情を隠すためのフタ」と表現するそうです。

怒りや憎しみの奥には、「自分を否定された痛み」が存在すると言われています。

 

感情③:現状維持
  • 夫婦関係がよくないけど離婚したくない
  • 今の仕事に未練はないけど転職に踏み切れない

こういったケースは、「既婚者」という立場や、「会社」という居場所に執着しています。

なぜなら、大きな変化が起きることに抵抗を感じてしまうから

未来に希望や幸福が待っていても、変化を怖れ現状に執着してしまうのです。

 

感情④:過去
  • 現役時代は〇〇だったのに今は・・
  • 好景気の頃は〇〇だったのに今は・・

過去の成功体験で得た栄光を、心理学では「モニュメント」というそうです。

その栄光が華々しいほど、モニュメントが大きくなり、その後の人生を縛ることがあります。

 

感情⑤:嫉妬
  • 彼氏の交友関係に嫉妬してしまう
  • 出世した同僚に嫉妬してしまう

嫉妬の感情には、「自信のない自分」と「そんな自分が大嫌いな自分」が隠れています

とはいえ、嫉妬は怒りと同じくらいエネルギーが必要な感情です。

嫉妬するのは、彼氏のことが大好きだったり、仕事を一生懸命がんばってるからこそ。

嫉妬の裏には長所や魅力が隠れているのです。

 

感情⑥:自己否定

世の中には、他人と比べるまでもなく、絶対的に自分に自信を持てない人もいます。

  • 成功したのは、たまたま運が良かった・・。
  • いつも周りの人に迷惑かけてばかりで・・。

このように「自分には価値がない」と思う感情を「無価値感」と言います。

親に褒められずに育った過去などが、無価値感になりがちです。

 

感情⑦:心の癖

私たちは、過去の人間関係を否応なく引きずるものです。

ダメ男とばかり付き合ってきた経験が、男性不信という「心の癖」につながったりします。

目の前にいい人が現れても積極的になれないため、結局またダメ男と付き合うのです。

結果的にダメ男に執着してしまってるわけです。

 

 

要約③:「思考パターン」を手放す

1) 自分の思考パターンを知ろう

執着に映し出される感情は、なぜこうも人それぞれなのでしょうか。

それは、それぞれの「過去の経験」と「その時の感情」が人の心をかたちづくっているから。

その「思考パターン」が、心の癖となり行動を支配していきます。

 

過去は、心のケアにおいて重要な情報であり、最も影響が大きいのが”両親との関係”と言われてます。

  • 父親とのギクシャクが、上司と合わないことにつながったり
  • 異性の親と心理的距離が遠くて、なかなか恋愛できなかったり

私たちの人生は、両親との関係を引きずりながら続くといっても過言ではないのです。

 

2) 「正解」ではなく「納得」がほしい

執着に苦しむ人には、カウンセラーのアドバイスをなかなか聞き入れられない人も少なくありません。

なぜなら、執着の原因や解決策を「頭」では分かってても、「心」が納得できずに行動に移せないから。

「心」を納得させるために、心地いいアドバイスをくれるカウンセラーを求め転々とします。

とはいえ、本人が自分の意思で「感情」に働きかけない限り、残念ながら執着は解けません

 

3) 鎖をほどいて自由になる

執着の対象も、映し出される感情も人それぞれでしたが、ひとつだけ共通してることがあります。

それは、”決して手放すまい”とする「つながり」への執着です。

手放すのは、この自己中心的な欲求であり、自分自身を窮屈にしている思考パターンです。

手放しは、相手と別れることではありません。自分と相手に自由を与えることです。

 

 

『執着を手放して「幸せ」になる本』とあわせて読みたいオススメ本3選

①『99.9%は幸せの素人』(星渉・前野隆司)

執着を手放すにしろ、手放せないにしろ、

  • 果たしてそれが本当に幸せと言えるのか?
  • そもそも自分にとって「幸せ」とは何なのか?
  • お金があれば幸福度は増すのか?

とは思いませんか?

最新の脳科学・心理学に裏付けられた「自分で自分を幸せにするメソッド」が学べる1冊です。

 

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②『諦める力』(為末大)

「諦める」という言葉にはネガティブな印象を抱きがちですが、目的達成のために手段を諦めることは決してネガティブではないと為末さんは主張します。

諦めるのは「目的」ではなく「手段」ということ。

執着に対する考え方とリンクする部分があるはずです。

 

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③『繊細さんの本』(武田友紀)

執着を手ばせない人の中には、敏感でストレスを感じやすい「繊細さん」も少なくないはず。

繊細であることは生まれ持った気質なので、「鈍感になればいい」と言われて解決する話じゃないんですよね。

本書は繊細でストレスを感じやすい人が、その感性を大切にしたままラクに生きる方法を書いた本です。

 

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まとめ:後半は手放しワーク実践編

まとめ

  • 執着により選択肢が奪われ、チャンスや幸福を逃すことになる
  • 手放すべきは人やモノに映し出された”怖れ”などの「感情」
  • 心の癖は「過去の経験」と「その時の感情」でつくられる

 

この記事で紹介したのは、手放しの基本セッションまでです。

本書後半では、応用セッションとして「手放しワーク実践プロセス」に入ります。

手放しワーク実践編

  1. あの人を手放す決意をする
  2. 「御恨み帳」に感情を吐き出す
  3. 感謝の気持ちを伝えて新たなスタートをきる

 

2万人の悩みをサポートしてきた著者のノウハウが凝縮されたメソッドです。

 

執着を手放して心を軽くしたい方は、いちど本書を手にとってみることをオススメします

 

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今回は以上です。

 

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