この記事で分かること
- 『バビロン大富豪の教え』の要約が分かる
- 「黄金を増やす七つの道具」が分かる
- 筆者がお金を増やすために実践してることが分かる
みなさん、「お金持ち」とはどんな人だと思いますか?
いえ。本当のお金持ちとは「お金の増やし方を知ってる人」なのです。
バビロンの大富豪が言う「お金の増やし方」とは・・・。
本書は、「たった3ヵ月で1億円!」みたいな”お金儲けのテクニック本”ではありません。
100年も前から世界中で読まれている「人類不変の知恵」が詰まった一冊です。
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それでは行ってみましょう。
もくじ
『バビロン大富豪の教え』の基本情報
まずは『バビロン大富豪の教え』の基本情報について見ていきます。
書名 :漫画 バビロン大富豪の教え
著者 :原作:ジョージ・S・クレイソン (漫画:坂野旭)
出版月:2019/10/4
出版社:文響社
定価 :¥1,782 (税込)
原作者であるジョージ・S・クレイソンさんのプロフィールはコチラです。
1874年、米国ミズーリ州ルイジアナ生まれ。ネブラスカ大学卒業後、米西戦争中に、米国陸軍で軍務に就く。その後、コロラド州デンバーにおいてクレイソン・マップ・カンパニーを設立。1926年に節約と経済的成功をテーマにした短編寓話シリーズを発行し、人気を博す。のちにこのシリーズが『The Richest Man In Babylon(バビロン一の大金持ち)』として単行本化され、90年以上たった今も世界中で翻訳されて、いまなお読者を増やしつづけている。
-Amazon著者紹介情報より抜粋-
原作は1920年代に書かれています。日本語版はコチラ。
始めに、そもそも「バビロン」て何ぞや?という話だけしておきましょう。
本書の舞台は、紀元前18世紀頃に実在したとされる古代バビロニア王国。
その首都がバビロンであり、数学や金融が発達していたことから”銀行の起源”とも言われています。
メインキャストはこの2人
- 武器職人で貧乏な少年 - バンシル
- バビロンいちの大富豪 - アルカド
バンシルが「お金の増やし方」をアルカドに教わりつつ成長していく、そんな物語になってます。
『バビロン大富豪の教え』の要約【黄金を増やす七つの道具】
本書の肝はなんと言っても「黄金を増やす七つの道具」です。
黄金を増やす七つの道具
- 収入の1/10を貯金せよ
- 欲望に優先順位を付けよ
- 貯えた金に働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本にせよ
順番に見ていきましょう。
①収入の1/10を貯金せよ
そもそも家計が黒字にならないと話になりません。
サラリーマンの生涯収入は平均3億円と言われてるので、1/10貯金すればこれだけで3000万です。夫婦でできれば6000万。
とはいえ、これはあくまで平均の話。
本書では、「年金にプラスしてあといくら欲しいか」という考え方を提案しています。
年金+αの考え方
老後を30年として、年金+月10万円ほしければ、
10万円×360ヶ月=3,600万円必要だね。
そういうアプローチです。
②欲望に優先順位を付けよ
モノやサービスが溢れる時代に1/10を貯めるのはそう簡単ではありません。
なぜなら人間の欲望は永遠に満たされないから。
どんなに収入を増やしても溢れる欲望を満たそうとするとお金はいくらあっても足りません。
ということで、欲望に優先順位を付けて取捨選択する必要があります。
極端に言えば、収入の9/10のお金で叶えられない欲望は諦めろ、という話です。
キビシイかもしれませんが、こうすることで
- 自分に本当に必要なものが見えて
- 一番やりたいことにお金を使える
とアルカドは言います。
③貯えた金に働かせよ
貯めたお金を人に貸したり投資をして利息や配当を得るということ。
「お金に働かせる」という意識は日本人には薄い部分かもしれませんね。
「本物の財産」と言えるのは
- 持ってるお金よりも
- 定期的にお金が入ってくる仕組み
これが資本家の考え方です。
本書のオススメ投資先
本書では、以下の理由から「外国株式インデックスファンド」の長期運用を推奨しています。
- 多くの企業に分散されている
- ネット証券で少額から購入可
- 時間を取られない
- 世界全体で見れば株価はどんどん上がってる
※インデックスファンドとは、特定の株式指標に連動した値動きをする投資信託のことです。
④危険や天敵から金を堅守せよ
怪しい儲け話がいつの時代も存在するように、お金というのは不意になくなる危険性を持っています。
危険回避に必要なのは、
- 自分の感覚に頼るのではなく
- その道に長けた専門家に相談すること
⑤より良きところに住め
住居は「幸せな生活」と密接に関わっており、お金を貯めるモチベーショ
- 子育てしやすい環境
- 職場までの距離
- 趣味を堪能できる部屋
- 料理が捗るキッチン
住居への支払いは心を豊かにする投資なのです。
⑥今日から未来の生活に備えよ
- 目先の欲望にお金を使うのではなく
- 老後のために取っておきましょう。
そういう話です。
なぜなら、人間には「将来の利益」よりも「現在の利益」を重視する傾向があるので、長期的な視点を持つよう意識する必要があるわけです。
老後に限らず、本書で推奨しているインデックスファンドへの投資なんかも長期視点が不可欠です。
⑦自分こそ最大の資本にせよ
ここまでで6つの道具を紹介しましたが、それでもお金持ちになれる者となれない者がいます。
その違いは、
勝利の女神は行動した人間にこそ微笑むとアルカドは言います。
行動しつつ自己投資を続ければ、自分が最大の資本になるということ。
黄金を生み出す5つの法則
アルカドは、黄金を増やす七つの道具をさらに昇華させた「5つの黄金法則」をバンシルに伝授します。
この教えを行動に移し、バンシルは富を築いていくのでした。
『バビロン大富豪の教え』の感想【学校では教えてくれない】
本書を読んだ僕の感想を2点ほど。
感想①:子供の教育にオススメ
まだまだお金の話はタブー化されている日本の教育環境ですが、本書は子どもへの「お金の教育」に適した数少ない本だと思います。
子供の教育にオススメな理由
- 漫画で物語形式
- 主人公が少年
- お金以外にも、人として大切なことを学べる
- にも関わらず学校では教えてくれない内容
感想②:日本で相談できる専門家は見つかるか・・
アルカドの教えの中に「その道に長けた人に相談する」という部分がありますが、ファイナンシャルアドバイザーへの相談がスタンダードな海外と違い、日本にその文化はほぼありません。
日本で「専門家」と言われたら、金融機関や保険の窓口を真っ先に想像しがち。
- 顧客の利益と見せかけて
- 自社の利益商品を販売する
そういう人種です。
ということで、自分自身のマネーリテラシーを高めておくのが日本人に最適な立ち回りだと思いました。
※経済評論家の山崎元さんも「窓口担当は羊の皮をかぶった狼」と自身の著書で述べています。
-
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください』要約・感想まとめ【初心者必読】
富豪になるために筆者が実践してること5選
アルカドの教えを踏まえつつ、僕が富豪になるために実践してることを紹介します。
筆者が実践してること5つ
- 固定費の最適化
- 無駄に「最新」で「高級」なものにお金を使わない
- 低コストのインデックスファンドへ投資
- FPの資格取得
- 読者しつつのブログ運営
①固定費の最適化
収入の1/10以上を貯めるには自分のランニングコスト下げるのが手っ取り早いですね。
固定費削減は、たった数千円でも長期では大金になる真っ先に取り組みたいところ。
②「無駄に最新」「無駄に高級」にお金を使わない
欲望に優先順位をつけるには、「型落ちモデル」「中古品」の活用も重要。
今使ってるスマホも3世代ほど前の白ロムですが、キレイだし何の不満もありません。
もちろん、こだわってるトコロにお金をかけるのは心も豊かになるので全然アリだと思ってます。
③低コストのインデックスファンドへ投資
やはり、資本主義における富の源泉は株式から。
本書でも外国株式のインデックスファンドが推奨されてましたが、現代はスマホ1台で世界中の株式に投資できる時代です。
-
積立NISAとiDeCoは同じ証券会社がいい?【僕は使い分け派】
④FPの勉強
自己投資のつもりで2019年に「2級FP技能士」という資格を取りました。
感想でも書きましたが、日本では相談できるようなお金の専門家を見つけるのは難しいと感じてます。
「自分こそ最大の資本にせよ」というアルカドの教えにもあるように、
そう考えた次第です。
結果的に、FP資格を取ったことでお金に対する考え方は大きく変わったので行動して大正解でした。
※FP資格を取って良かったことは以下の記事で解説しているのでよかったらどうぞ
-
FP資格は意味ない?筆者が実感したメリット6つ【FP2級保持】
⑤読者しつつのブログ運営
- 読書で知識をインプットし
- ブログでアウトプットしつつ
- 育てばお金を生む資産にもなる
「黄金を増やす7つ道具」における複数要素を含んだ行動のはず。
収益化まで至らずとも、本の内容を見える形でアウトプットしてると自分がみるみる成長しているのを実感できます。
同じ1,500円の本でも、
- 1回読んで終わりなのと
- 要約してブログ記事にするのとでは
吸収力が段違いですね。
-
『アウトプット大全』の要約・感想まとめ【学びを結果に変える方法】
まとめ:「お金の増やし方」は紀元前から変わらない不変の真理
今回は『バビロン大富豪の教え』の要約と僕が実践していること5つを紹介しました。
最後に要点をおさらいして終わりにします。
黄金を増やす七つの道具
- 収入の1/10を貯金せよ
- 欲望に優先順位を付けよ
- 貯えた金に働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本にせよ
筆者が実践してること5つ
- 固定費の最適化
- 無駄に「最新」で「高級」なものにお金を使わない
- 低コストのインデックスファンドへ投資
- FPの資格取得
- 読者しつつのブログ運営
そして、アルカドは最後にもう一つだけ教えを残しています。
「守るべき者を持つ屈強な壁となれ」
何かひとつでも、ひとりでも「守りたいもの」を持つことで自分を成長させる礎となる。
それさえ持てれば人は何度でも戦える。
- バビロンの黄金の法則 -
世の中に”お金の知恵”と言われるものはたくさんありますが、これは紀元前から変わらない不変の真理なのでした。
不変の真理を学んで行動したい方はいちど本書を手に取ってみることをオススメします。
本書をフルで読みたい方は、下記2サービスがコスパ最強でオススメですよ!
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-
【聴く読書】Audible(オーディブル)ってどんなサービス?
今回は以上です。