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『たった1%のメンタルのコツ』の要約【ココロにスイッチオン!】

『たった1%のメンタルのコツ』の要約【ココロにスイッチオン!】

 

『たった1%のメンタルのコツ』の要約が知りたい。
メンタルを安定させてパフォーマンスを上げたい
そんな疑問に答える記事です。

 

この記事で分かること

  1. たった1%の「自分に気づく」コツ
  2. たった1%の「感情をコントロールする」コツ
  3. たった1%の「集中力」のコツ

 

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それでは見ていきましょう。

 

 

『たった1%のメンタルのコツ』の基本情報

まずは『たった1%のメンタルのコツ』の基本情報について見ていきます。

書名 :99%の人がしていないたった1%のメンタルのコツ
著者 :河野英太郎、田中ウルヴェ京
出版月:2017/9/14
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
定価 :¥1,650 (税込)

 

著者である河野英太郎氏・田中ウルヴェ京氏のプロフィールはコチラです。

河野英太郎
1973年岐阜県生まれ。日本アイ・ビー・エム株式会社部長。株式会社Eight Arrows代表取締役。東京大学文学部卒業。同大学水泳部主将。グロービス経営大学院修了(MBA)。大手広告会社、外資系コンサルティングファーム等を経験。

田中ウルヴェ京
1967年東京生まれ。日本スポーツ心理学会認定メンタルトレーニング上級指導士。1988年ソウル五輪シンクロ・デュエット銅メダリスト。国際オリンピック委員会(IOC)マーケティング委員。車椅子バスケットボール男子日本代表チームメンタルコーチ。専門はスポーツ心理学。

-Amazon著者紹介情報より抜粋

 

「メンタル」という言葉を聞いて、何を想像しますか?

世の中には大きく2つの「メンタル」があると言われてます。

  • 心を病んだりするネガティブなメンタル
  • 高いパフォーマンスを発揮するポジティブなメンタル

 

本書は、メンタル疾患の回復という視点ではなく、疾患を回避しつつより高いパフォーマンスを発揮するメンタルマネジメントを考えていきます。

 

 

『たった1%のメンタルのコツ』の要約

それでは、『たった1%のメンタルのコツ』の内容を3つのパートに分けて要約していきます。

  1. たった1%の「自分に気づく」コツ
  2. たった1%の「感情をコントロールする」コツ
  3. たった1%の「集中力」のコツ

順番に見ていきましょう。

 

要約①:たった1%の「自分に気づく」コツ

自分という人間は、

  • 何を感じ
  • どう考え
  • どう行動する人間なのか

これが「自分に気づく」ということであり、メンタルマネジメントの基盤と言われています。

大事なのは、自分と向き合いつつ自問自答すること。

 

1) 「やる気のもと」を見つめ直す

  • お客さんに喜んでもらうため
  • 家族のため
  • お金や生活のため
  • 自分を磨くため

仕事に対する「やる気のもと」は人それぞれですが、大きく分けると2つに分類できます。

  • 外発動機・・まわりからの刺激によるやる気
  • 内発動機・・興味・関心・好奇心からのやる気

 

著者の経験上、心が折れてしまう人の主な要因は極端に外発動機だけに頼っている場合だそうです。

一方、内発動機で動いていれば、まわりの評価などは関係ありません。

自分軸で生きられるわけです。

 

とはいえ、「やる気のない自分」を許すことも必要です。

なぜなら、ネガティブな感情は「心身が疲れてるから休みなさい」という脳からのサインでもあるから。

大切なのは、自分のモチベーションを見つめ直しつつ、内発動機を見いだす機会を持つことです。

 

2) 「4つの感情」を知る

感情は、「心拍数(ドキドキ⇔落ち着き)」と「印象(プラス⇔マイナス)」の2軸で、4つに分類できます。

「たった1%のメンタルのコツ」Chapter1より引用

 

プラスの感情でありたいと思うかもしれませんが、物事が発展する原動力は、じつは「②ドキドキ&マイナス」だったりします

  • なんでこの手続きはこんなに複雑なんだ!?
  • 絶対にこの状況を跳ね返してやる!

といった闘争本能を生み出す感情でもあるのです。

 

とはいえ、②の状態に慣れると「③落ちつき&マイナス」になることもあります。

その場合は、意図的に休んで「④落ちつき&プラス」にしつつ、ドキドキの刺激があっても耐えられる準備が必要です。

大事なのは、自分の中の4つの感情を知ること

そうすると使い分けが可能になり、あらゆる状況に対する準備ができるようになります。

 

3) 嫉妬する自分を認める

一般的に、「嫉妬」の感情はネガティブに捉えられがちです。

”誰にも嫉妬したことがない”という人は、まずいないはず。

 

とはいえ、自分を高めるには”嫉妬の感情を素直に認めること”が大事であると著者は主張します。

なぜなら、嫉妬の感情を持つことは上昇志向が強いことでもあるから。

そのエネルギーを、相手への攻撃といった負の行動につなげるのではなく、前向きな行動へ転化させれば、成長の原動力となるはずです。

 

要約②:たった1%の「感情をコントロールする」コツ

自分の感情に気づけたら、その感情をコントロールしましょう。

私たちは、「気分」と「感情」を混同しがちですが、両者はまったく別物です。

  • 気分:それまでの時間経過による感情を包括した曖昧なもの
  • 感情:刺激への反応でありスキル次第でコントロール可能

なぜ、今その感情を抱いてるのか?」を突き詰めれば、必要な対処行動に映ることができるわけです。

 

1) 自分の感情の起伏を意識する

「4つの感情」にあったドキドキは交感神経が働いている状態と言えます。

多方面で活動的な人は怒りも喜びも表現が大きい傾向がありますよね。

一方で、あまり怒らない人は交感神経の振れ幅が小さいため喜びの表現も小さかったりします。

  • 本来まわりにプラスの影響を与えたり
  • 自分のやる気につながったり

といったワクワク・喜びの感情まで抑えてしまい、自分自身が損することにもなりかねません。

場所をわきめさえすれば、感情の起伏はむしろ大切にする必要があるわけです。

 

2) 感情の「おなら」は言語化して放出する

イライラや焦りは「おなら」と同じで、我慢して溜め込んでても何も解決しません。

「言語化」しつつ、さっさと放出するようにしましょう。

なぜなら、感情を言語化することで「自分を客観的に見つめて整理する力が養われ、感情を制御する力がつく」というメリットがあるから。

 

その際のポイントは2つ。

  • 何にイライラするのか”具体的に”言語化すること
  • 「おなら」と同じで1人のときにすること

 

3) 自分のこだわりに気づく

自分にとって何が最もこだわりポイントなのか知っておくのは、感情のコントロールにおいて便利にはたらきます。

人は意外と自分のこだわりに気付いていないものです。

 

SNSの投稿履歴などを振り返ると分かりやすいかもしれません。

客観的な情報を総合して、

  • 自分は人より目立ちたいのか
  • 組織に縛られるのがイヤなんだな
  • あのときの心の傷が尾を引いてたのか

といった自分のこだわりが明確になるわけです。

感情が動く原因が分かるようになれば、行動を制御しつつ感情をコントロールするのも容易になります

結局、感情とは全て自分次第なのです。

 

 

要約③:たった1%の「集中力」のコツ

  • 集中力を高めたい
  • 何だか集中力が落ちてるな

などなど、よく耳にする言葉ではありますが、心理学の世界では「集中」というものはないそうです。

あるのは「注意配分」だけ。

 

必要なものに必要なだけ注意力を配分することが大事で、「集中」はその配分が最適な状態であると言えます。

 

1) 「集中」の4つのタイプ

本書は、集中を「対象の広がり」と「注意の向き」の2つの軸で分類します。

  • 対象の広がり・・一点集中か広範囲か
  • 注意の向き ・・自分の内面か自分以外か

例えば、サッカーはボールだけでなく、敵味方のポジションなども視野に入れないと適切な判断はできませんよね。

 

この2軸で考えると4つのタイプの集中があることが分かります。

  1. ひとつのことを自分の内面だけで完結する
  2. 広い範囲のことを自分の内面だけで完結する
  3. ひとつのことを多くの人と共に取り組む
  4. 広い範囲のことを多くの人と共に取り組む

 

ここを見誤ると、注意配分が正しくできずにパフォーマンスが発揮できなくなります。

 

2) 邪魔するものを洗い出す

注意力を適切に配分することが「集中」なので、余計なものに注意力を取られない工夫が必要です。

現代において、多くの人の注意力を奪うのが「スマホ」の存在です。

人間の脳というのは、目に入るだけでも無意識にそれを使うかどうかの判断をしています

集中したいときは、スマホは視界に入らないようにするのがオススメです。

 

また、気温や雑音などの環境も注意力を分散させます。

僕の場合、「うるさいと集中できないけどシーンとしてるのも苦手」というワガママな神経をしてるので、普段はノイズキャンセルのイヤホンをしつつ、BGMを流して対策してます。

「作業用BGM」や「ホワイトノイズ」で検索するといい音源がたくさんあるんです。

 

3) 100マス集中ドリル

集中力を養うための「100マス集中ドリル」を紹介します。

これは、ランダムに並んだ数字を0から順に数えていくシンプルなドリルです。

どれだけ早くできるかを競うと、集中力を養うことができると言われてます。

「たった1%のメンタルのコツ」Chapter4より引用

 

「2分間でいくつまで探せるか」という観点で5段階評定の目安があるので、ご参考まで。

  • ★      9以下
  • ★★     10〜16
  • ★★★    17〜22
  • ★★★★   23〜28
  • ★★★★★  29以上

 

 

『たった1%のメンタルのコツ』の感想

 

「たった1%の人しかしてない」と言うほどレアなことではないと思いましたが、メンタルを安定させるコツとして共感できる内容でした。

8つのカテゴリで分かりやすくまとめられていますが、共通して大事だと思ったのが「”自分軸”で考える」ということ。

 

わたし達は「相対評価の社会」で生きることを余儀なくされているため、どうしても”他者”へ関心が向いがちです。

  • アイツより評価されたい
  • アイツより金持ちになりたい
  • アイツより成功したい

この思考に囚われている限り、メンタルが休まることはないですね。

 

ダイバーシティという言葉が浸透して久しいところですが、多様性を受け入れる考え方は、自分軸で考えるうえでも追い風かもしれませんね。

「人は人、自分は自分」

僕自身、そう考えるようになってから、細かいことはほとんど気にならなくなりました。

 

 

『たった1%のメンタルのコツ』とあわせて読みたいオススメ本3選

 

①『たった1%の仕事のコツ』(河野英太郎)

「たった1%のメンタルのコツ」と同じ河野さんの著書です。

マジメに仕事してるのになぜか報われない・・。

そんな人はマジメの使い方を見直す必要があるかもしれません。

悪い意味で「マジメ過ぎる」と逆にパフォマンスは下がるのです。

マジメを上手に使う方法を学べますよ。

 

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②『反応しない練習』(草薙龍瞬)

すべての悩みや苦しみは「心の反応」から始まると言われています。

つまり、悩みの根本を解決するために必要なのはムダな反応をしないこと

本書は古代インドの賢者ブッダの教えをもとに、”ムダに反応しない生き方”を考えていきます。

 

あわせて読みたい
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③『繊細さんの本』(武田友紀)

メンタルで悩む方には、敏感でストレスを感じやすい「繊細さん」も少なくないはず。

繊細であることは生まれ持った気質なので、「鈍感になればいい」と言われて解決する話じゃないんですよね。

本書は繊細でストレスを感じやすい人が、その感性を大切にしたままラクに生きる方法を書いた本です。

 

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まとめ:目指せ、ビジネスアスリート!

 

まとめます。

  • 心拍数×印象の2軸から自分の感情に気づくことが重要
  • 気分と感情は分けつつ、なぜその感情を抱いてるのか考える
  • 集中は、対象の「広がり」と「向き」による注意配分である

 

この記事で紹介できたコツはほんの一部です。本書では全部で8つのカテゴリでコツがまとめられています。

  1. 自分に気づくコツ
  2. 目標達成のコツ
  3. リラックスのコツ
  4. 集中力のコツ
  5. イメージのコツ
  6. 自分と対話するコツ
  7. 理想のパフォーマンスを生み出すコツ
  8. 感情をコントロールするコツ

 

ココロのスイッチを入れたい方は、いちど本書を手にとってみることをオススメします

 

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今回は以上です。

 

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