ビジネス・経済

『お金2.0』の要約【資本主義から「価値」主義の時代へ】

『お金2.0』の要約【資本主義から「価値」主義の時代へ】

 

『お金2.0』の要約が知りたい。
資本主義は限界なの?
そんな疑問に答える記事です。

 

この記事で分かること

  1. テクノロジーが変えるお金のカタチ
  2. 価値主義とは何か
  3. 「お金」から解放される生き方

 

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それでは見ていきましょう。

 

 

『お金2.0』の基本情報

まずは『お金2.0』の基本情報について見ていきます。

書名 :お金2.0 新しい経済のルールと生き方
著者 :佐藤航陽
出版月:2017/11/29
出版社:幻冬舎
定価 :¥1,650 (税込)

 

著者である佐藤航陽さんのプロフィールはコチラ。

福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年に株式会社メタップスを設立し代表取締役に就任。2015年に東証マザーズに上場。フォーブス「日本を救う起業家ベスト10」、AERA「日本を突破する100人」、30歳未満のアジアを代表する30人「30 Under 30 Asia」などに選出。2017年には時間を売買する「タイムバンク」のサービスの立ち上げに従事。宇宙産業への投資を目的とした株式会社スペースデータの代表も兼務。

-Amazon著者情報より抜粋-

 

インターネットの登場で「情報」のあり方が変わりました。

SNSの登場で「コミュニケーション」のあり方が変わりました。

そして今まさに「経済」のあり方が変わろうとしています。

 

21世紀の新しい経済とはどんな経済なのか。

その歩き方を学べる1冊です。

 

 

『お金2.0』の要約

 

それでは、『お金2.0』の内容を3つのパートに分けて要約していきます。

  1. テクノロジーが変えるお金のカタチ
  2. 価値主義とは何か
  3. 「お金」から解放される生き方

順番に見ていきましょう。

 

要約①:テクノロジーが変えるお金のカタチ

1) 経済の「分散化」

お金や経済の世界において、今後10年という単位で最もインパクトのある変化の流れは「分散化」です。

これまでの経済は、分散化とは真逆の「中央集権化」によって秩序を保ってきました。

なぜなら、近代社会が「情報の非対称」を前提につくられていたから

情報の偏りがあり、リアルタイムで情報共有できない社会では、仲介者を「ハブ」として全体を機能させる必要があり、必然的に”力”は中央の「ハブ」に集まるようになります。

 

しかし、誰もがスマホを持ち情報の非対称性がなくなった現代では「ハブ」に価値はありません。

「企業⇔個人」が主流だったお金のやりとりが、「個人⇔個人」への流れがメインとなり、そこには今までと全く異なる経済が発展します。

そうして分散化が進むと、独自に価値を発揮する経済システムそのものをつくれる存在が大きな力を持つようになります

つまり「分散化」という現象は、近代までの「中央集権」システムを全否定する大きなパラダイムシフトであり、個人への権力の逆流という「下剋上」のようなものなのです。

 

2) 分散化と自動化で起こる「自律分散」

AlphaGoというAIが囲碁の世界チャンピオンに勝利し、人々は人工知能の発展を目の当たりにしました。

膨大なデータを機械に学習させることで、知性さえも人間固有の強みではなくなる可能性が高いのです

  • ネットワーク型社会によって起こる分散化と
  • 膨大なデータが溢れることによって進む自動化

この2つが混ざったときに起こる「自律分散」が多くのビジネスモデルを覆すことになるかもしれません。

 

自律分散

全体を統合する中枢機能を持たず、自律的に行動する各要素の相互作用によって全体として機能する仕組み

  • 絶対的な支配者がいるわけでもなく
  • 個々がバラバラに行動しているにもかかわらず
  • バランスを保ちつつうまい具合に回っている

そんなシステムです。

インターネットや仮想通貨はまさにその典型例ですね。

 

3) 経済は「つくる」対象に変わる

テクノロジーの発展によって、経済は住む対象ではなく「つくる」対象に変わりつつあります。

それは、企業や個人が簡単に通貨を発行して独自の経済圏をつくれるということ。

ブロックチェーンなどの技術を使えば改ざんも困難です。

つまりは「経済の民主化」

 

「経済の民主化」が進むと、

  • お金そのものよりも
  • 経済圏をつくるノウハウの方が

重要な時代になるかもしれません。

 

要約②:価値主義とは何か

1) 資本主義の限界

リーマンショックあたりから、現在の資本主義への懐疑的な流れが加速しつつあります。

さまざまな金融スキームが考案され、つくっている本人さえも何を扱ってるかわからないような商品が増えてきました。

 

その背景にあるのは「手段の目的化」であると著者は見ています。

本来「お金」は、価値の交換・保存・測定のツールに過ぎませんでしたが、徐々に「お金を増やす」という部分だけが強調され、多くの人がそこしか見なくなりました。

結果的に、実体経済と全く関係ないところでお金だけが動くようになっていったわけです。

 

2) 価値主義の存在

お金だけがひとり歩きする中で、多くの人が感じていたのが、「お金にはならなくても価値のあるものって存在するよね?」という疑問。

財務諸表で資産として認識されなくても、価値のあるものはたくさんあるということです。

  • 資本主義の中で価値のあるもの
  • 世の中が考える価値のあるもの

ふたつの間にある大きな溝に違和感を持つ人が増えてきてます。

 

つまり、「お金」が価値を媒介する唯一の手段という”独占”が終わりつつあるということ。

価値を交換・保存・測定するツールが必ずしも「お金」である必要はないわけです。

 

3) 資本主義から価値主義へ

今後は、可視化された「資本」ではなく、資本に変換される前の「価値」を中心とした価値主義に世界が変わっていくと予想されています。

資本主義では意味がないと考えられていた行為が、価値主義では重要な行為になるようなことが起こるわけです

 

「価値」とはとても曖昧な言葉ですが、本書では価値を以下3つに分類しています。

  1. 有用性としての価値
    →「役に立つか?」という観点での価値
  2. 内面的な価値
    →共感・興奮など、内面に効果を及ぼす価値
  3. 社会的な価値
    →社会全体の持続性を高める価値

 

資本主義の問題点は、①の有用性のみを価値として認識し、②③を軽視したこと。

価値主義は3つ全てを価値とする考え方です。

 

 

要約③:「お金」から解放される生き方

1) ミレニアル世代と戦後直後に生まれた世代

1980年代以降に生まれたミレニアル世代と、戦後直後に生まれた世代とでは、お金に対するモチベーションが大きく異なると言われてます。

戦後から1970年代にかけては、貧しい環境から高度経済成長を経て豊かさを手に入れる強烈な上昇志向が動力です。

 

一方で、ミレニアル世代はお金や出世などにモチベーションを感じにくくなっています

なぜなら、生まれた時から日本が豊かだったため、最初から衣食住が満たされているから。

 

2) 物質的な充足から精神的な充足へ

これまで、人生の目的や意義というのは欠落や欲求不満から生まれるものでした。

  • もっとお金がほしい
  • もっと美味しいものが食べたい
  • もっといい家に住みたい

欠けているものを満たしたい」という動力です。

 

ですが、あらゆるものが満たされた現代では人生の目的や意義こそが逆に「価値」になりつつあります。

  • 物質的な充足から
  • 精神的な充足へ

この流れは加速していくはずです。

そして、人生の目的や意義を他者に与えられる存在の価値はどんどん上がっていくと考えられます。

 

3) 好きなことに熱中する

資本主義の世界にずっといると、儲かることを最優先に考えがち。

利益を優先し、合理性と費用対効果を高めるのが正しい行動とされてきました。

 

価値主義の世界では、好きなことに熱中してる人ほど成功しやすい世の中に変わっていきます

なぜなら、お金の相対的な価値はどんどん下がっていくから。

お金を最優先に動いても世の中の需要と噛み合わなくなってくるわけですね。

 

でも熱中できることってどうやって見つけるの?

と感じる人もいるかもですが、誰しも以下のようなものがひとつふたつあるんじゃないでしょうか。

  • 1日中やってても苦じゃないこと
  • 他人から詳しいと言われること
  • なぜそんなことを気にするのかと言われること
そこに情熱のヒントがあるはずです。

 

 

『お金2.0』とあわせて読みたいオススメ本3選

 

①『未来に先回りする思考法』(佐藤航陽)

『お金2.0』と同じ佐藤航陽さんの著書です。

多くの人は未来を見誤りがちですが、そんな中でも一部の先見性のある人は未来に先回りして大きな成果を上げています。

これから重宝するのは、変化の風向きを読み先回りする感覚です。

その「思考法」を紐解いていきましょう。

 

あわせて読みたい
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②『モチベーション革命』(尾原和啓)

  • お金のために長時間残業も厭わない
  • 出世のために行きたくない飲み会も行く
  • モテるために高級車や時計にお金をかける

やる気がないわけじゃないけど、そんな上司のようなモチベーションはない。

僕も含め、今の30代以下は団塊世代以上とは大きく異なる価値観を持っています。

 

社会やテクノロジーが進化しても人間の身体はほとんど変わりませんが、人間を動かす「モチベーションの形」は革命的に変わってきているということ。

この、目に見えない「モチベーションの変化」を言語化した1冊です。

 

あわせて読みたい
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③『おカネの教室』(高井浩章)

お金儲けは悪いこと、金に執着するのは卑しいといった風潮がまだまだ根強い日本ですがお金の話は本来「楽しい」もの。

  • 面白い物語を読んでるだけで
  • お金や経済の仕組みがわかる本

を3人の子供たちに読ませたいと考えた著者が、7年かけて家庭内連載していた小説を書籍化したのが本書です。

父が娘に送る「学べる小説」で経済に対する理解を深めてみましょう。

 

あわせて読みたい
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まとめ:結局、お金は「ツール」

まとめます。

  1. 自律分散による「経済の民主化」が進行する
  2. 資本に変換される前の「価値」を中心とした価値主義に変わっていく
  3. 価値主義では、好きなことに熱中してる人ほど成功しやすい世の中になる

 

  • お金とは何なのか
  • 経済とは何なのか

その正体が見えてくる1冊です。

 

お金のメカニズムを理解して使いこなせるようになったとき、人間がお金に対して抱く不安や恐怖から解放されるのかもしれません。

お金をツールとして使いこなしたい方は、いちど本書を手にとってみることをオススメします。

 

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今回は以上です。

 

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